株式会社ビーマップは、新たな見守りサービス「おうちモニタ」の本格展開に向け、電力データとAIを駆使した実証実験をスタートしました。この実証実験は、株式会社IRISが提供するIoT技術を活用した見守りサービス「Mimamo」と提携し、広島市及びその周辺エリアの賃貸物件にて居住者の希望を募って行われます。この取り組みでは、スマートメーターを使用して取得した電力データをもとに、被験者となる住居者の健康状態や安全を見守ります。
ビーマップは過去1年間、見守りサービスの展開を進めており、特に大学発のベンチャー企業と連携してAIの開発を行ってきました。今回の実証実験を通じて、電力データを活用したAIによる判断の精度を検証し、実際のデータから蓄積した学習を基により高品質なサービスを目指します。居住者がこの見守りサービスを利用し、万が一の事態の通知や、緊急時の駆け付けサービスとの連携がどのように機能するかをテストします。
実験は半年間を予定しており、その結果次第で各地の住宅への本格展開を見込みます。ビーマップは、AI技術を駆使して「おうちモニタ」の3つのサービスの一環として、電力データを利用した見守りサービスを提供できるよう努めています。
この試みは、特に高齢者や単身者に喜ばれることが期待されており、心配する家族にとっても安心材料となるでしょう。ビーマップの代表取締役社長である杉野文則氏は、「この展示実験を通じて、我々の見守りサービスが真に不要な不安を取り除く手助けとなることを期待しています」と述べています。
導入される機器には、IoT電球やモーションセンサーが含まれ、住居内の動きや使用電力を監視して異常があれば家庭に通知される仕組みです。見守り対象者のリアルタイムデータをもとにAIが判断し、緊急時には迅速な連絡が可能となります。これにより、利用者はより安心して日常生活を送ることが可能になります。
実証実験の成果は、ビーマップがさらなる技術改良を行うための貴重なデータとなり、最終的には多くの住宅での導入を視野に入れています。また、良和ハウスの賃貸物件においても同実験が行われることで、地域に根ざしたサービス提供が実現し、ユーザーからのフィードバックをもとに内容の充実を図ります。
ビーマップの見守りサービス「おうちモニタ」が地域社会の新たな安心を提供することを期待しつつ、今後の進展に注目が集まります。