ジーネクストが生成AI「Discoveriez AI」の実証実験をスタート
株式会社ジーネクストは、メインオフィスを東京都千代田区に置き、2024年6月25日に発表した新しいサービス「Discoveriez AI」において、大手飲料および食品事業を手掛けるホールディングスカンパニーと連携し、実証実験を開始しました。このサービスの主な目的は、顧客対応における作業負担を軽減し、業務効率化を図ることです。
顧客対応デジタルトランスフォーメーション
ジーネクストは、顧客対応窓口を含む企業のステークホルダーのデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートするためのプラットフォーム、「Discoveriez」を自社開発して提供しています。このプラットフォームはすでに製造業や小売業などに導入されるなど、多くの支持を受けています。メインの課題としては、対応時間の短縮と顧客データの正確な管理が挙げられます。しかし、同時に人材不足が深刻な問題として浮き彫りになっています。これを解決するために、ジーネクストは生成AIを活用し、コールセンターのDXを推進します。
Discoveriez AIの特長
「Discoveriez AI」を利用することによって、以下のような機能が強化される見込みです:
- - 顧客との電話応対情報の要約精度向上
- - アフターコールワーク(ACW)の効率化、具体的には、要約情報の自動分類
- - 社内外の情報検索能力強化、生成AIを活用したFAQやサジェストの改善
実証実験を通じて、これらの機能が実際の顧客対応でどのように効果を発揮するのか、詳細な分析を行う予定です。特に、文章生成AIの効果を自動評価と人間評価の両面から検証し、実用性を高めるための研究が進められます。
コールセンターの業務改善
Discoveriez AIには以下のような機能が盛り込まれる予定です:
- - 電話音声データの可視化や顧客対応の自動文書化・要約化
- - 対応内容の自動分類と最適な回答の提示
- - 顧客情報の自動入力業務を実現
- - 人的リソース無しでの応対自動化の推進
これにより、従来の業務フローが大幅に改善され、コールセンター業務の効率化が期待されます。
コンテンツの最適化
また、Discoveriez AIは問い合わせ内容の分析や社内文書の整理、Webコンテンツの改善提案を行います。これにより、企業は顧客からの情報を効果的に収集、活用しやすくなります。
今後の展望
ジーネクストは、今後も自社プラットフォーム「Discoveriez」との自動連携を強化し、顧客対応業務のDX化を進めていきます。また、AI技術のさらなる開発を進め、より効果的なサービスの提供を継続していくとレポートしています。
会社概要
ジーネクストは2001年に設立され、顧客対応のDX化に注力しています。「Discoveriez」は顧客の声を一元化し、経営課題解決へと導くことを目指すクラウド型プラットフォームです。ステークホルダーとの共創を重視し、全社一体でのイノベーションを実現する企業を目指しています。
今後の新中期成長計画に関する情報は、適宜開示される予定です。