株式会社谷沢製作所が革新的な熱中センサーを発表
東京都中央区に本社を構える株式会社谷沢製作所は、2026年4月10日に新しいヘルメット装着型熱中センサー『熱SEE(ネッシー)』を発売することを発表しました。この製品は、特に建設や製造、物流などの業界での暑熱対策を目的としています。従来の暑熱対策は主に個人の感覚に依存していましたが、『熱SEE』はその問題を克服し、データに基づいた客観的な管理を実現するものです。
『熱SEE』の特徴
『熱SEE』はヘルメットの内側に取り付けられ、額の部分から深部体温を推定します。温度が危険なレベルに近づくと、振動でユーザーに通知する仕組みです。開発には島根大学医学部の根武谷吾特任教授が関わっており、独自のアルゴリズムが用いられています。これにより、体温の上昇傾向を精確に把握し、作業者の健康管理をサポートします。
使用後は収集したデータを解析し、各現場の体温上昇傾向をレポートとして可視化します。このデータの有効性は既に確認されており、危険域に達しながらも作業を続けていたケースや、適切な休憩により重症化を防げた事例などが報告されています。これにより、企業は自社の暑熱対策の効果を明らかにすることができます。
感覚からデータへ
従来の暑熱対策は「水分補給」や「休憩」といった感覚に頼っており、その効果を検証することが難しい課題がありました。特に、手首装着型のデバイスでは体の末端での測定に限界があり、作業中の煩わしさや破損リスクも伴います。『熱SEE』は、額という身体の中心に近い部分で測定を行い、より正確なデータを提供します。
また、装着が簡単で作業の妨げにならない設計となっており、ヘルメット内側にバンドで巻き付けるだけで使用可能です。視界に入らないため、作業効率も落ちることはありません。
今後の展開と期待
谷沢製作所は、『熱SEE』の導入を建設業や製造業、物流業に進めていくと共に、公共工事での活用を目指しています。NETIS登録(申請中)を通じて、より多くの現場での採用を促進する方針です。また、取得データを活用した安全管理サービスも強化し、企業のリスクマネジメントに寄与していく計画です。
製品概要
- - 商品名: ヘルメット取付型熱中センサー 熱SEE(ネッシー)
- - 品番: ST#9801
- - 使用期間: 約6か月
- - 質量: 約21g
- - 防水性能: IPX5 / IPX7 相当
- - 用途: 暑熱対策(建設現場、工場、物流、屋外作業等)
- - 装着方法: ヘルメット内側ヘッドバンド巻付
株式会社谷沢製作所は、安全衛生保護具の製造・販売に力を入れており、今後も革新的な製品を提供し続けることで、より良い作業環境の確保に努めていきます。