ピッコラーレの要望
2021-11-15 17:01:11

緊急避妊薬のOTC化を求めるピッコラーレの要望書提出の背景

ピッコラーレが提起した緊急避妊薬のOTC化要望



特定非営利活動法人ピッコラーレが、厚生労働省に緊急避妊薬のOTC化を求める要望書を提出しました。これは、日本における性と生殖に関する健康と権利(SRHR)を考える上で、非常に重要な動きです。特に、若年層から多く寄せられている相談が背景にあります。

要望書提出の詳細



提出先の厚生労働省では、医薬・生活衛生局の担当者である林亜紀子課長補佐と吉田智志審査調整官が要望を受け取りました。要望書では、緊急避妊薬を医師の処方箋なしで、薬局や妊娠葛藤相談窓口を通じて、気軽に、そして手頃な価格で入手できるようにすることが求められています。

若者の声



ピッコラーレが運営する妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」には、特に10代の若者から寄せられる相談が多く、「緊急避妊薬がほしいが入手できない」という声が目立ちます。このような状況の中で、緊急避妊薬へのアクセスを向上させることは、社会全体で取り組むべき課題とされています。

「思いがけない妊娠を防ぎたい」と願う若者が、自らの権利を行使できる環境を整えることが重要です。緊急避妊薬のOTC化はその第一歩であり、多くの人々にとって自分の体を守るための権利を保障することになります。

政府の対応



厚生労働省の林課長補佐は、緊急避妊薬についての検討が再開されたことを明らかにし、今後も様々な意見を反映させながら議論を進めていく意向を示しました。次回の評価検討会議が2022年2月に予定されていることも伝えられています。この会議での成果が期待されています。

ピッコラーレの取り組み



ピッコラーレは、「にんしん」に関連するすべての人が孤立せずに幸せな生活を送れる社会を目指しています。妊娠に関する相談窓口は年間を通じて電話やメールでの相談を受けています。また、相談員の育成や社会的課題を啓発するための「妊娠葛藤白書」の発行など、多岐にわたる活動を展開しています。居所のない妊婦の支援プロジェクト「project HOME」も進めており、実際に運営される居場所がコミュニティの重要な役割を果たしています。

このような活動を通じて、ピッコラーレはより多くの人々に必要な情報とサポートを提供し、社会的な理解を深めることを目指しています。

ゆえに、緊急避妊薬のOTC化は今後の日本社会において、非常に意義深い進展となるでしょう。この動きが、より多くの若者、その家族にとって希望となることを期待しています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 ピッコラーレ
住所
東京都豊島区千川2-6-14
電話番号
050-3134-4479

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