新たな「付加価値」の概念を提案するセミナーのご案内
経済や企業の運営において、従来の「付加価値」という言葉の捉え方が変わろうとしています。河合コンサルティングが主催するセミナーでは、過去の業績に依存した「財務会計ベースの付加価値」から、未来に焦点を当てた「活動ベースの付加価値」という新たな概念について考察します。
1. 付加価値の基本的理解
「付加価値」とは、企業が生み出す利益を定義する重要な指標です。売上高から外部購入価値を引くことで得られますが、これまでの方法では、過去の実績を重視しがちでした。今後は、現在の活動と将来の成果を考慮し、新たな付加価値を見出すことが求められます。
2. 財務会計ベースの付加価値の限界
従来の「財務会計ベースの付加価値」は、過去の業績の蓄積に基づいています。しかし、この方法では、企業の本来の成長を反映しきれていません。過去のデータを活用することは大切ですが、それが未来の成功にどう繋がるのかが不透明です。
3. 活動ベースの付加価値の実践
「活動ベースの付加価値」は、現在稼働している社員がどのような活動をしているかを重視します。将来的な業績を考慮し、現在の活動を基にした付加価値を導き出す手法です。これにより、適正な人件費配分や生産性測定が行えるようになります。
活動ベースの付加価値の利点
- - 適正な人件費配分: 現在の活動に基づいて人件費を再配分します。これにより、過去の業績に振り回されず、現場での努力が正しく反映されるようになります。
- - 労働生産性の向上: 現在働いている社員が生み出す成果を正確に把握し、測定することで、労働生産性がより効果的に図れるようになります。
4. セミナーの詳細
このセミナーでは、「財務会計ベースの付加価値」と「活動ベースの付加価値」の違いや、それぞれの特性について深く掘り下げます。講師には河合克彦氏を迎え、実際のケーススタディを通じて、理解を深めていただきます。具体的なセッション内容は以下の通りです。
- - 講義
- - 活動ベースの付加価値の算出
- - 質疑応答
5. 参加情報
- - 開催日: 2019年11月22日(金)
- - 場所: 日本生産性本部セミナー室(東京都千代田区)
- - 料金: 一般28,600円、賛助会員24,200円、LIC購読会員19,800円
本セミナーでは、講師の著書『活動ベース付加価値』を配布いたします。企業の未来を見据えた付加価値の捉え方を一緒に学びましょう。
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