MEKオキシム規制強化の影響と代替製品の重要性
松尾産業株式会社が推進するコーティング添加剤の分野において、MEKオキシム(メチルエチルケトンオキシム)の規制が強化されています。この規制強化は、2025年に厚生労働省が発がん性物質としてMEKオキシムを位置付け、2027年からは作業記録や健康診断記録の長期保存が求められることに起因しています。これにより塗料メーカーにおける代替品へのニーズが急増しているため、松尾産業はその対応を急いでいます。
代替品の展開
松尾産業は、ミリケングループの「Borchers」ブランドとして、多様な皮張り防止剤やコバルトフリー乾燥剤を提供しています。中でも注目されるのが、フェノールフリー・オキシムフリーのアミン系「Ascinin Anti Skin」シリーズと、シクロヘキサノンオキシム系「Borchi® Nox」シリーズです。これらは既存のMEKオキシム系製品に大きな変更を加えることなく導入できるため、開発や切り替え時の負担を軽減してくれます。
安全性と環境への配慮
特に注目すべきは、これらの代替品が黄変しにくいという特性を持つことです。これにより、クリアや着色塗料への適用も可能になり、塗料の保存安定性や均一な乾燥性が確保されます。顧客のニーズにこたえるべく、松尾産業は株式会社としての社会的責任を果たしながら、安全かつ環境に配慮した製品開発を進めています。
コバルトフリー乾燥剤の重要性
また、MEKオキシムだけでなく、コバルトの使用も見直されています。コバルトの発がん性についての懸念が高まる中、松尾産業はコバルトフリーの鉄キレート系乾燥剤「Borchi OXY-Coat」シリーズを展開。これにより、従来のコバルトを用いた製品の黄変を抑えながら、優れた乾燥性能を提供しています。このような代替製品の導入は、環境規制や安全基準に適合させるだけでなく、製品性能を確保するためにも重要なステップです。
松尾産業の取り組み
担当者からは、「近年、2025年のMEKオキシム規制や主要メーカーによる生産停止の影響で、代替品に関する問い合わせが急増しています。特に建材や重防食用途では、性能だけでなく、施工現場での管理負担を軽視できません」との声が聞かれます。松尾産業は、顧客のニーズに基づいた最適なソリューションを提案し続け、塗料やインキメーカーの課題解決に貢献する姿勢を堅持しています。
企業概要
松尾産業は、1938年に設立され、専門性の高い原材料や研究開発装置を取り扱う商社です。「Connecting the Peaks」という理念を掲げ、製造業の課題解決に取り組んでいます。最近では再生可能エネルギー分野やインキュベーション領域にも力を入れ、新たな価値創出に挑戦しています。
お問い合わせ
MEKオキシムフリー皮張り防止剤やコバルトフリー乾燥剤に興味をお持ちの方は、松尾産業株式会社コーティングマテリアル事業部までお気軽にお問い合わせください。メール、およびお電話(TEL:06-6261-1217)での相談もお待ちしています。