台湾のCREATIVE EXPO TAIWANで日本の優れた商品が光る！おもてなしセレクション参加レポート

2024年8月26日から9月1日までの7日間、台湾の台南市で開催された「CREATIVE EXPO TAIWAN」。この展示会は、台湾の文化クリエイティブ産業を核として、国内外のデザインや文化を紹介する大規模なイベントです。今年も62万人以上の来場者を迎え、経済効果は約53億円に達しました。このイベントでは、台湾文化部と台湾デザイン研究院が主催し、700を超えるブースが出展され、多彩なアートやビジネスの交流が図られました。

日本からは、「OMOTENASHI Selection（おもてなしセレクション）」の受賞商品が参加して、台湾マーケットへの進出を目指しました。展開したブースは、「魁特東京選物有限公司/Craft Tokyo」が運営し、おもてなしセレクション認定の5ブランドの約150商品が並びました。ブースでは、日本のクラフトマンシップを反映したパネル展示や、文化に精通したスタッフによる接客が行われ、連日多くの来場者の興味を引きました。特に注目を集めたのは、メイド・イン・ジャパンの高品質なハンカチやアウトドア関連商品です。

出展製品には、ニチドーの「アーチハンドルクールバッグ」があり、超音波加工技術を駆使した高機能保冷バッグです。耐久性とデザイン性を兼ね備えており、特にアウトドア市場での需要が期待されています。また、山形県の「日乃本帆布」が手掛ける漆3WAYショルダーバッグは、シンプルなデザインと実用性から台湾の人々に好まれました。

さらには、ダイニチ・コーポレーションの「サンサンスポンジ＆サンセブンハイアール固形洗剤」は、手肌に優しいパッケージデザインが現地の受け入れを得ており、洗浄力の高さや高品質が評価されました。岐阜県の奥田又右衛門膏本舗の「下呂膏物語なごみシリーズ」では、伝統薬を活用したアロマシートや入浴剤などの展開が、多様な嗜好を持つ消費者へのアピールになっています。また、美創のジュエリーは、そのユニークな素材やデザインが注目を集め、将来的な市場への展開が期待されています。

「CREATIVE EXPO TAIWAN」への出展を通じて、日本のブランドはバイヤーや流通関係者と商談を行いつつ、多くの一般来場者に対してその魅力をPRできました。また、参加したブランドごとに、来場者からの反応を事業者にフィードバックし、海外販路開拓の支援も行う充実した内容となりました。次回の出展イベントは、2024年10月25日から27日に東京ビッグサイトで開催される「GOOD LIFE フェア」で、ここでもおもてなしセレクションの受賞商品が紹介されます。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。

おもてなしセレクションは、日本の優れた商品やサービスを発掘し、広めることを目的に活動しています。2025年には新たなエントリーを受け付ける予定なので、海外との架け橋を求める企業にとって魅力的な機会が待っています。台湾での出展は、日本の製品がどれほどの受け入れを得られるのか、重要な指標となるでしょう。