市民参加型プログラム
2025-04-23 11:04:37

子どもの孤立解消を目指す市民参加型プログラムが始動!

子どもの孤立解消を目指す市民参加型プログラムが始動!



「子どもが大切にされる地域」を目指して



私たちは、「子どもが大切にされる地域や社会でありたい」という想いを抱きながらも、実際にどのように関われば良いのか分からない方が多いのが現状です。参加を希望するものの、具体的な行動に移せないという思いを感じている方々のために、「Citizenship for Children(CfroC)」というプログラムが創設されました。

このプログラムは、市民が主体となり、自らの経験や気持ちを共有することで、子どもたちにとって心地よい環境を学び、実践することを目指しています。

プログラムの目的と重要性



本プログラムでは、子どもを支援するプロフェッショナルを育成することを目的とはしていません。むしろ、各参加者自身が「個人」として、さらには「市民」としての視点を持ち、子どもだけでなく自身のためにもどう関わるべきかを問いかけ、学び続ける姿勢を重視しています。これにより、市民による行動が日常的に育まれ、地域社会における子どもの生活環境が向上することを目指しています。

子どもたちを取り巻く現実



現在、子どもたちが直面する孤立の問題は、社会構造的な課題によって引き起こされています。信頼できる大人が周りにいないことで、他者や社会への不信感を抱く子どもが増えています。特に、東京都の児童相談所では、一人のケースワーカーが100人以上の子どもを担当する厳しい状況が続いており、初診に数ヶ月を要する精神科のクリニックも存在します。このような状況が、子どもの孤立を生む一因となっていることは否めません。

目指す未来:信頼関係の構築



このプログラムが目指すのは、子どもたちの成長に必要な信頼できる大人の存在を地域社会に増やすことです。ささやかな傷を癒し合える仲間の存在があれば、子どもたちは安心して育っていけるでしょう。そのためには、地域内で信頼関係を育む仕組みや文化を構築していくことが不可欠です。

プログラムは2016年から開始され、これまでに653名の多様な方々が参加しました。年齢層は10代から60代まで幅広く、異なる背景を持つ参加者が集まり、互いに学び合っているのが特徴です。

プログラムの内容と特徴



このプログラムでは、実践者からの具体的な事例や教訓を学ぶ機会があり、児童精神科医やソーシャルワーカーなど、専門家の講演を聞くことができます。また、講師にリアルタイムで質問ができるセッションも設けられています。

参加者は、講座を通じて「自分なりの市民性」を見つけ、自らの価値観や関わり方を深めることが期待されます。例えば、子どもたちに優しく声をかけることから始め、自分のスタイルで地域に関わる方法を模索していきます。

参加者同士のつながり



このプログラムのもう一つの魅力は、全国各地から参加する仲間と出会えることです。子どもに関わる意義や、自身の理想的な関わり方を探る中で、正解がないテーマについて意見交換が行われます。オンライン開催により、普段は接点のない他地域の仲間と繋がることができ、貴重な学びの場となっています。

参加方法と今後の予定



今年度のプログラム参加希望者に向けた説明会をオンラインで開催します。日時は、5月9日(金)と5月20日(火)の両日。各回20名の定員で、参加費は無料です。興味のある方はぜひ参加し、詳しい情報を得てください。

NPO法人PIECESの紹介



本プログラムを運営するNPO法人PIECESは、2016年に設立され、子どもたちが安心して生きることができる環境を整えようと活動しています。子どもの孤立を防ぐために、市民や支援者の育成を行い、「子ども」「市民性」「地域づくり」をテーマに多様な研修やワークショップを展開しています。

ぜひ、このプログラムを通じて地域の一員として子どもたちに寄り添い、一緒に成長していきましょう!


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人PIECES
住所
文京区本郷3丁目30-10 本郷K&Kビル5F social hive HONGO
電話番号
03-6801-5232

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