新型パイナップル加工機「FAP-3000」登場
株式会社アストラは、全自動で皮むきと芯抜きができる新型パイナップル加工機「FAP-3000」を2025年12月1日に発売します。この製品は、量販店やセントラルキッチンなど、大量処理が求められる環境向けに設計されています。
カットフルーツ市場の拡大とその課題
近年、カットフルーツ市場は健全な成長を続けています。特にパイナップルの需要は高くなっており、多くの市場で注目されています。しかし、人手不足や加工技術の属人化が現場での大きな課題となっています。このような背景を受けて、アストラは新たな自動化技術の開発に着手しました。
FAP-3000の特長
「FAP-3000」は、自動で皮むきから芯抜き、さらに排出までの一連の工程を行うことができます。この機械は、1時間に約450個ものパイナップルを処理できる高い効率を誇ります。以下のような特長があります。
1. 高速処理
FAP-3000は、1個あたり約8秒で処理を完了します。これにより、大量処理が求められる現場でも、安定した品質と効率を実現しています。
2. 歩留まり改善
従来の筒型カッターに比べて約10%向上した53%の可食部を確保します。特に芯の直径を約30mmにすることで、可食部を最大限に引き出します。
3. 自動分別機構
皮、芯、可食部を自動で分けることが可能なため、後工程の作業負担を軽減し、効率的な作業を実現します。
4. サイズ適応
多様なサイズのパイナップルを自動で判別し、皮むきの厚さを調整する機能を搭載しています。これにより、様々なサイズの果物を個別に設定することなく処理できます。
5. 美しい仕上がり
アストラ独自のピーラー方式により、加工品は見た目も美しく、安定した質が保証されています。速度と仕上がりの美しさを両立した設計です。
6. メンテナンスが簡単
日常的な清掃や点検作業が容易で、食品加工現場の運用負荷を軽減します。
7. 国内製造の強み
FAP-3000は国内生産のため、予防保全や部品在庫、迅速なサービス体制によって、稼働停止のリスクを最小限に抑えています。
導入のメリット
この新型加工機を導入することで、以下の利点があります。
- - 誰でも簡単に操作でき、作業者のスキルに依存しません。
- - 材料仕分けが不要で、簡単に投入するだけの操作を実現。
- - 原価削減につながる高い歩留まりを誇ります。
- - 高品質な加工品を安定的に提供でき、形状の乱れが少なくなります。
- - 衛生的で効率的に廃棄物を分別できます。
- - 迅速な修理対応によって、運用コストを削減可能です。
補助金対象機器
現在、「FAP-3000」は「中小企業省力化投資補助金」の対象機器として申請中です。この補助金を活用すれば、最大で販売金額の50%が支援されます。詳しい条件については、「中小企業省力化投資補助金」の公式サイトをご確認ください。
会社情報
株式会社アストラは、福島県福島市に本社を置き、農業用加工機器や業務用皮むき機の開発・製造・販売を行っています。設立は1991年で、資本金は1,000万円です。公式サイトでは、もう少し詳しい情報が載っているので、ぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ
この件に関する問い合わせは、株式会社アストラ営業部までご連絡ください。
まとめ
「FAP-3000」は、パイナップル加工の現場に革命をもたらす製品です。全自動で行えるその効率性や、迅速な修理対応は、今後の加工業界において非常に重要な要素となるでしょう。