魅力あふれる花火のVR体験「ハナビリウム」
東京の花火業者、株式会社日本橋丸玉屋がプロデュースした「ハナビリウム~花火って、なんであるの?」が、ブラジルで新たな幕を開けました。この作品は、全国70カ所で上映され、多くの観客を虜にしてきた人気の花火全天周映像です。
「ハナビリウム」の魅力
「ハナビリウム」は、360度エンターテインメントとして、実際に打ち上げられる花火の映像を360度全方向から体感できるという画期的な作品です。リアルな花火とともに、オリジナルキャラクターが描かれたCGアニメーションが組み合わさっており、花火が持つ多面的な魅力を余すところなく伝えています。観客は、花火の美しさだけでなく、その歴史や文化に関する知識も得ることができ、世代を超えて楽しめる内容となっています。
ブラジル上映の開始
この度、株式会社日本橋丸玉屋は、独立行政法人国際交流基金の協力を得て、ポルトガル語に吹き替えた新しいVR映像作品の上映をブラジル国内の日本祭りで開始しました。初の上映は、バーイア州の「第16回盆踊りサルバドール日本文化祭り」で行われ、3日間で約8万人もの来場者を迎えました。また、アマゾナス州で開催された「ジャングル祭り」でも約5万人が鑑賞しました。
実際の体験談
イベント参加者からは、「感動的な体験で心を奪われた」「大号泣した」など、感想が寄せられています。特に、「花火の音を怖がっていたが、VR体験で本物の美しさを知った」という声もあり、恐怖を超えた新たな感動の体験が得られたことを示しています。
今後の予定
「ハナビリウム」の上映は今後も続々と企画されており、2024年にはマト・グロッソ・ド・スール州カンポグランデ市で、日本祭りが行われる予定です。さらに、2025年にはミナスジェライス州ベロオリゾンテ市でも上映が計画されています。
「ハナビリウム」のストーリー
物語の主人公ヒバナは花火の学校に通う落ちこぼれ。彼は森で「けむりのおじいさん」と出会い、色とりどりの花火の魅力や歴史について語られるうちに、偉大な花火師たちの心を理解し始めます。この物語は、観客を花火の世界へと誘い、教育的な要素を取り入れた新たな体験を提供しています。
まとめ
「ハナビリウム」は、花火の持つ魅力をVRで体験できる新しい形のエンターテインメントです。花火の歴史に触れつつ、臨場感あふれる映像と共に感動的な体験を楽しめるこの作品は、ブラジルにおいても多くの人々の心をつかんでいます。これからもさらなる上映会が続くことに期待が高まります。