スカイコム、ドキュメント監査システム「SkyPAS® AT」をアップデートで利便性向上

スカイコムが「SkyPAS® AT」をアップデート

株式会社スカイコムは、2025年11月21日にドキュメント監査証跡システム「SkyPAS® AT」のマイナーバージョンアップを実施することを発表しました。これは製造業における電子帳票管理を一層効率化し、記録の不正や改ざんを防ぐための新機能を搭載しています。

「SkyPAS® AT」は、製造現場で使用されるPDFファイル形式の検査書や点検表などの帳票に対して「誰が」「いつ」「何を」記入したかを自動で監査証跡として記録します。これにより、ユーザーは帳票の信頼性を高めることができます。また、削除や改ざんを防ぐ機能もあるため、安全な記録管理が実現されます。

アップデート内容

今回のアップデートでは、以下の新機能が追加されました。

1. スタンプ作成の時刻設定機能

従来のスタンプ機能に新たに時刻設定が加わり、明確な時刻表示が求められるシーンでの操作性が向上しました。これにより、検査確認印や入退室管理などの場面で、より正確な時刻をスタンプに付与することができます。

2. ファイル結合時の並び順指定機能

複数のファイルを結合する際に、その結合順をユーザーが自由に指定できるようになります。日次で作成されるファイルを日付順にまとめることができるため、業務上の利便性が大幅に向上します。

3. 回覧の宛先絞り込み機能

回覧機能の改善として、ユーザー名と共にユーザーIDも表示されるようになりました。これにより、宛先の選択がより迅速かつ正確になります。

この他にも操作性の向上や制御機能の強化が随所に見られ、多くの改良が施されています。

今後の展開

スカイコムは、製造現場だけでなく、さまざまな業務シーンでの電子帳票の利活用を進めていく方針です。エレクトロニックレコードの真正性を確保し、コンプライアンスの強化やデジタルトランスフォーメーションを促進するため、「SkyPAS® AT」の機能拡張と利便性の向上に継続的に取り組んでいく予定です。これにより顧客が安心して電子記録を利用できる環境を提供し、業務の効率化や品質向上に寄与することを目指しています。