2025年4月13日(日)、ニューヨーク・ブルックリンサテライトキャンパスにて、特別なオープニングイベントが開催されました。このイベントには、書道界の巨匠である石飛博光氏をはじめ、著名な書家の赤平泰処氏、山中翠谷氏の三名が集結し、現地の人々と共に日本の伝統文化を体感する一時を演出しました。
この特別な日、大正大学は日本の書道文化を新たな地で広める重要な機会として、書道の作品制作をライブで披露しました。長さ7メートルの巨大な作品が、書家たちの手によって次第に形を成していく様子は、観客の心を捉え、書に込められた思いやエネルギーを直に感じることができました。
書道の重鎮たちの作品は、まるで生命を持っているかのように、彼らの情熱を映し出しました。観客は、その瞬間瞬間に心を奪われ、無言でその美に見入る人々の姿も見られました。このイベントが、ただのアートとしての書道ではなく、文化的な交流の場としても機能していることを強く印象づけました。
また、大正大学のサテライトキャンパスは、日本の文化をニューヨークや世界に向けて発信する拠点として、今後も多様な企画を展開していく予定です。これを機に、新しい試みを通じて、多くの人々に日本文化の魅力を再発見してもらうことが期待されます。
イベント終了後の4月13日から4月27日まで、ニューヨークのJ-COLLABOギャラリーにおいて「日本の書」ニューヨーク展が開催されています。この展示では、石飛博光氏の作品を中心に、日本の伝統的な書道の魅力が多くの人々に伝えられています。展覧会は、書道の美しさだけでなく、文化的な文脈を探る機会ともなっており、訪れる人々に深い印象を与えています。
これらの活動を通じて、大正大学は書道が持つ深い意味や美しさを、世界の舞台で共有することを目指しています。古来から続く日本の書道文化は、世界中の人々に影響を与え続け、彼らの中に新たな感動を呼び起こすことでしょう。
大学自体も、仏教に根差した建学の理念の下、日本文化の重要な側面を教育・研究しており、学生たちには「智慧と慈悲の実践」を浸透させています。大正大学がこのような文化活動を通じて更なる発展を遂げ、書道の未来を切り拓いていくことが期待されています。アートと文化の交差点、ニューヨークにおける大正大学の挑戦は、今後も続いていきます。