CoDMONの導入
2024年11月から、埼玉県北本市の4つの保育施設で、株式会社コドモンが提供する保育・教育向けICTサービス「CoDMON」が導入されることが発表されました。この取り組みは、保育現場での業務効率化を図り、保護者と施設の連携を一層強化することを目的としています。
CoDMONの機能
CoDMONは、保育所や教育施設で働く職員と保護者のコミュニケーションをスムーズにする様々な機能を搭載しています。
1. 遅刻・欠席の簡易通知
遅刻や欠席の連絡を、保護者がアプリを通じて簡単に送信可能です。保護者は、電話をかけることなく、瞬時に情報を提供できます。
2. お知らせの一斉配信
クラスや児童を選んで、テンプレートから簡単に連絡事項を記載するだけで情報を配信できます。スマートフォンの通知機能やアプリ内の配信など、情報あらゆる方法で保護者に伝えることが可能です。
3. アンケート機能
出欠確認などの事前ヒアリングを保護者に送信でき、クラスや年度ごとに配信設定ができ、配信日時の予約も自由に行えます。
4. 登降園管理
QRコードを利用して園児の出入りを管理し、自動的に出席簿の作成や延長保育料の計算ができます。また、保護者はアプリを通じて登降園の状況を家族と共有できます。
デジタル化の背景
「デジタル庁」が設立された後、保育や教育のデジタル化が急速に進んでいます。厚生労働省では、保育士や保育所におけるICT活用の重要性が求められており、保育の魅力向上に向けた取り組みが行われてきました。特に、2020年9月に発表された報告書には、保育現場におけるICT活用の必要が明記されています。
SaaSサービスのメリット
CoDMONはSaaS型クラウドサービスで、多くの保育現場に最適なソリューションを提供します。以下のようなメリットがあります。
- - 効率性向上: 事前に様々な機能を提供しているため、導入が短期間で可能です。
- - 技術革新対応: 新しい機能の追加が容易で、常に最新技術を活用できる環境が整っています。
- - 柔軟性: リソースの追加や変更が簡単にでき、業務の見直しも手軽に行えます。
まとめ
このような取り組みは、北本市における保育の質を向上させるだけではなく、全国的に見ても、教育現場におけるデジタル化推進の一例として注目されます。コドモンが提供する多機能なICTサービスは、多くの保育施設にとって、今後の業務改革のカギとなることでしょう。