SettleMint、日本市場におけるブロックチェーン開発事業を本格始動

SettleMintが日本市場に本格的に参入

ベルギーに本社を置くブロックチェーン開発プラットフォームのSettleMintが、日本国内での事業展開をスタートしました。日本ではブロックチェーン技術のビジネス利用が注目を集めており、SettleMintはそのニーズに応える形で登場しました。日本の企業は、新たにブロックチェーンを導入する際、開発コストや期間が長くなることが大きな課題となっています。これに対し、SettleMintは開発者向けの「Blockchain Transformation Platform」を提供し、ワンストップでの開発を実現。開発者は必要な機能を簡単に選択でき、コーディング不要でインフラを最短3分で構築することが可能です。

このプラットフォームは、スマートコントラクトの設計や特有の開発要素も統合されているため、企業は短期間で製品化できます。また、プライベートおよびパブリックの様々なプロトコルに対応し、マルチクラウド、マルチリージョンでの展開が可能です。これにより、企業はフレキシブルなブロックチェーンインフラを構築でき、開発効率が大幅に向上します。

ユースケース開発への支援

SettleMint Japanは、プラットフォームの提供にとどまらず、ブロックチェーン活用に向けた具体的なユースケースの提供や、コンサルティングを通じた事業開発支援も実施します。特に、Web3の活用をこれから検討する企業向けに、トレーニングを提供し、全社的な理解を助けます。既にユースケースを有しているが開発リソースが不足している企業にも、SettleMintのプラットフォームを利用した迅速な受託開発が可能です。

これらの取り組みは、企業のWeb3事業の進展を促進し、日本国内のデジタル変革に寄与します。

今後の施策とパートナーシップの強化

SettleMint Japanは、国内での利用促進に向け、年内に10社から20社の採用を目指しています。また、すでに利用している顧客へのサポートを向上させるため、カスタマーサクセスチームの増設も予定しており、パートナー企業との協力を強化していく方針です。

特に富士通との戦略的パートナーシップにより、SettleMintの製品を日本市場向けに再販し、日本語サポートを整える計画も進行中です。この協業を通じて、Web3やブロックチェーン関連プロジェクトの発展にも寄与します。

SettleMintのビジョン

SettleMintのCEOであるマシュー・ヴァン・ニーカーク氏は、日本を第二の故郷と感じており、この市場におけるブロックチェーン技術の活用が、業界全体のトランスフォーメーションを促進すると期待しています。ブロックチェーン専門知識や新たなビジネスの創出アイデアを日本市場に提供し、持続可能な取り組みの加速を目指します。