サイバーリンクのFaceMe®がISO 27701認証を取得
サイバーリンク株式会社が運営するAI顔認証エンジンFaceMe®が、プライバシー情報マネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27701:2019」の認証を新たに取得したことを発表しました。この取り組みは、個人情報の保護がますます重要視される現代において、サイバーリンクがユーザーのプライバシーを守るための強固な姿勢を示すものです。
ISO 27701認証取得の背景
サイバーリンクのFaceMe®は、GDPR(一般データ保護規則)への準拠に加え、2024年には情報セキュリティマネジメントシステムにおける国際的な規範「ISO/IEC 27001」の取得を目指しています。これにより、同社はセキュリティ管理の体制を一層強化する意向を示しています。
プライバシー保護への国際的な関心の高まりを受けて、サイバーリンクは、個人を特定できる情報(PII)の取り扱いや保護に関連する要件が定められた「ISO/IEC 27701」の取得を追求しました。この認証を得ることで、FaceMe®への信頼性がさらに高まることを期待しています。
ISO 27701の役割と重要性
ISO 27701は、ISO 27001の拡張規格として位置づけられており、両規格とも情報の保護を目的としていることが共通しています。しかし、これらには明確な違いがあります。ISO 27001は情報セキュリティを主な焦点にしていますが、ISO 27701は個人情報の保護や各国のプライバシー関連法令への準拠を重視します。サイバーリンクのFaceMe®は今回の認証取得により、セキュリティとプライバシー保護の双方において国際基準を満たしていることが証明されました。
メイ・グー氏のコメント
サイバーリンク FaceMe®の最高責任者であるメイ・グー(Mei Guu)氏は次のように述べています。「FaceMe®の運用において、プライバシー保護は不可欠な要素です。この認証の取得は、当社が個人情報の管理者として国際的に認められた証であり、ユーザーの権利を尊重し続けることを示しています。」
AI顔認証エンジンFaceMe®の特徴
FaceMe®は、高速かつ高精度で、さまざまな角度からの認証が可能なディープニューラルネットワークAI技術を活用した顔認証エンジンです。この技術は、IoT用のエッジデバイスからクラウドベースの環境まで、幅広い用途に適応しています。そのため、産業用PCやワークステーションだけでなく、一般的なタブレットやスマートフォンでも高性能に運用可能です。
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サイバーリンク株式会社について
サイバーリンクは1996年に台湾で設立され、マルチメディアソフトウェアおよびAI顔認証技術のリーダーです。動画編集ソフトや顔認証エンジンなど、多岐にわたるソリューションを提供しており、日本における法人は1998年に設立されました。「PowerDVD」や「PowerDirector」など、多くのユーザーに支持されるソフトウェアを開発・販売しています。また、セキュリティ技術を含む新しい生活スタイルの構築を目指しています。
サイバーリンクに関する詳細は
公式HPをご覧ください。