NTT東日本のチームがKaggleで金メダルを獲得
NTT東日本のデータサイエンティスト、青柳裕介さんと小林優輝さんのチームが、世界的なデータ分析コンペティションプラットフォームKaggleで開催された「BirdCLEF+ 2025」にて、全2,026チーム中12位に入賞し、見事に金メダルを獲得しました。この成果は、データ分析の分野における彼らの技術と努力の結晶であり、NTT東日本が目指す地域貢献の理念にも大きく寄与するものです。
Kaggleとは何か?
「Kaggle」は、データサイエンスと機械学習の競技プラットフォームとして、世界中のデータサイエンティストたちが集まり、技術を競う場として知られています。このプラットフォームでは、さまざまな企業や研究機関から提供されるデータセットを元に、参加者が効果的なソリューションを模索し、その精度を磨いていきます。
BirdCLEF+ 2025コンペティションの概要
BirdCLEF+ 2025は、コロンビアのエルシレンシオ自然保護区で収集された音声データを基に、鳥や他の動物の鳴き声を識別するアルゴリズムを開発するというタスクでした。このコンペティションは鳥類学の理解と生物多様性の保全を促進することを目的としており、世界中のデータサイエンティストたちが参加する重要なイベントです。
NTT東日本の取り組み
NTT東日本は、「地域循環型社会の共創」というビジョンのもと、地域に密着した解決策を提供するために、社員のデジタルスキルの向上に力を入れています。特にデータサイエンスの分野では、Kaggleへの積極的参加が奨励されており、今回の金メダル獲得も、その取り組みの一環です。
社員の声
青柳さんは、「評価データと学習データのギャップを克服するために、さまざまな手法を駆使しました。特に、平均化手法を用いて主観的バイアスを排除することに注力しました。BirdCLEFでの金メダル獲得は、挑戦し続ける意義を再確認する貴重な経験でした」と語ります。一方、小林さんも「青柳さんとのチームワークで、本コンペティションの特有の課題であるデータセットの偏りに対応できたことが実を結びました」と振り返ります。
今後の展望
NTT東日本の2人のデータサイエンティストは、今後の活動でもさらなる成長を目指しています。彼らの成果は、単なる技術的な成功にとどまらず、地域課題の解決やデータ活用の多様な可能性を広げるものと期待されています。全社的な人材育成プログラムの強化により、これからも多くの社員がAI技術に挑戦し、地域社会に貢献することでしょう。
お問い合わせ先
今回のコンペティションに関する詳細やお問い合わせは、NTT東日本ビジネス開発本部CXビジネス部データビジネス共創担当までご連絡ください。
このように、NTT東日本の社員たちは世界的な舞台で優れた結果を出すことで、デジタル社会における重要な役割を果たしています。彼らの挑戦と成果は、未来のデータサイエンスを牽引する大きな一歩となるでしょう。