NUKEMがアジア市場への第一歩を踏み出す
株式会社ムロオシステムズの子会社であるNUKEM Technologies Engineering Services GmbH(以下、NUKEM)は、2025年に開催される日本と中国の展示会に初めて出展することを発表しました。この出展は、NUKEMがアジア市場でのプレゼンスを拡大する重要な一歩と位置づけられています。
展示会の詳細
日本原子力産業フォーラム(JAIF 2025)
- 日程: 2025年4月8日 - 9日
- 会場: 東京国際フォーラム
中国国際原子力工業展覧会(CIENPI 2025)
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日程: 2025年4月27日 - 29日
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会場: 北京
NUKEMはこれらの展示会を通じて、アジア市場における顧客のニーズを的確に捉える準備を進めています。具体的には、日本語でのパンフレットや製品紹介ビデオ、広告資料などを用意し、各地域に合わせたコンテンツを展開する予定です。
日本市場での提案
日本では、原子力施設の廃止措置に関連するNUKEMの専門知識を中心に紹介されます。NUKEMは、欧州の数多くの原子炉廃止プロジェクトを成功裏に遂行しており、安全で効率的なプロセス管理に強みを持っています。
特に、放射線防護や放射性廃棄物の適正処理、環境影響の低減に焦点を当てた技術を駆使し、日本に特化した廃炉計画を提案します。NUKEMのFREMESシステムは、リアルタイムモニタリングと自動分析を組み合わせた高度なリスク管理ソリューションであり、解体作業中の放射線リスクを事前に評価して、最適な手順を導き出します。また、遠隔操作による作業を可能にすることで、作業員の被ばくリスクの軽減にも寄与します。
中国市場での展開
一方、中国市場では、NUKEMの放射性廃棄物管理に関する包括的アプローチを紹介し、急成長する原子力産業における持続可能な発展を支えるための提案を行います。特に、中国の新設原発や既存施設の維持管理に必要な廃棄物の処理、貯蔵、減容化技術に重点を置きます。
NUKEMは、低、中レベル放射性廃棄物の処理技術において世界的に高い評価を受けており、最適な減容化手法や高度な封じ込め技術を提供します。具体的には、廃棄物の特性分析や貯蔵戦略、長期安全管理計画を通じて、現場での運用効率を向上させる全体的なソリューションを提案します。
NUKEMの信頼性と実績
NUKEMは60年以上にわたって原子力施設の廃止措置や放射性廃棄物管理の分野で、世界各国で豊富な経験を持つリーダー企業です。今回の展示会では、日本および中国の企業や研究機関との連携を深め、より安全で持続可能な原子力産業の未来に貢献することを目指しています。
展示会では、NUKEMの革新的な技術とソリューションをご覧いただく貴重な機会が提供されるため、多くの方の来場をお待ちしております。
NUKEM Technologiesの概要
NUKEMは、長年にわたり放射性廃棄物管理や原子力施設の解体に関する高度な技術を提供してきました。これらの経験を生かし、グローバルな視点で原子力産業の進展を推進しています。
本社所在地: ドイツ・カールシュタイン
設立: 1960年
URL: NUKEM Technologies
株式会社ムロオシステムズについて
株式会社ムロオシステムズは、2006年に設立された日本のIT企業で、分散型計算力センターを活用したITソリューションを提供しています。再生可能エネルギー関連のプロジェクトへも注力し、環境技術の分野での成長が期待されています。
本社所在地: 東京都中央区日本橋本町
設立: 2006年
URL:
ムロオシステムズ
お問い合わせ
NUKEM Technologies Engineering Services GmbH
イヴォンヌ・アメンド(Yvonne Amend)
メール: yvonne.amend@nukemtechnologies.de
株式会社ムロオシステムズ
社長室 広報担当
メール: hp-info@muroosystems.com