株式会社ログラス、70億円の資金調達を発表
株式会社ログラス(本社:東京都港区)は、米国の機関投資家Sequoia Heritageおよび既存株主であるALL STAR SAAS FUNDを共同リード投資家として、シリーズBラウンドで70億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、同社の累計調達額は100億円に達する見込みです。
資金調達の詳細
今回の資金調達の主な要点は以下の通りです:
- - 調達金額:70億円
- - 調達方法:第三者割当増資
新規株主には、長期的成長を目指す米国のSequoia Heritageをはじめ、MITIMCoやSMBCベンチャーキャピタル、Moore Strategic Ventures、ニッセイ・キャピタルなどが参加しています。従来の株主にはみずほキャピタルや三菱UFJイノベーション・パートナーズなどが名を連ねています。
共同リード投資家の紹介
特にSequoia Heritageは、企業成長のための資本を提供することで知られ、MITIMCoはマサチューセッツ工科大学の教育と研究を支える投資会社です。これらのバックアップを受けて、ログラスは今後の成長に向けた基盤を強化していきます。
今後の展望
ログラスは「良い景気を作ろう。」というミッションのもと、データ経営の新しい在り方を提供しています。基幹プロダクト「Loglass 経営管理」は、企業内の経営データを一元的に集約・管理し、迅速な経営判断を可能にします。これにより、累計導入社数が6倍以上に増加し、現在では2023年度の予実管理SaaS/PaaS市場でのシェアNo.1を獲得しています。
しかし、依然として日本の多くの企業においてはデータ管理が非効率で、「経営のBLACK BOX」が問題となっています。その解決に向けて、ログラスは短期的には経営管理から複数の計画領域に進出する「xP&A戦略」を進行中です。2027年4月までに提供するプロダクトを20以上に拡大し、市場シェアNo.1を目指す考えを示しています。
中長期的には「AI ERP構想」を掲げており、データとAIを活用した真のリソースプランニングプラットフォームの実現を目指しています。これにより、日本企業の経営効率を高め、「良い景気を作ろう」という目標の達成に挑戦します。
資金使途
今回の資金は、開発力とデリバリー体制の強化を図るために活用されます。特に、全職種での採用を強化し、2027年4月までに500名以上の社員を目指すと共に、プロダクトラインナップの拡充に向けたM&Aを積極的に実施していく意向です。
開発プラン
開発チームには60名規模の新規事業開発チームが組成され、生成AIを活用した経営分析機能の開発を加速する予定です。また、関西支社の設立を計画し、顧客サポート機能を充実させることで、さらなる市場拡大を見込んでいます。
企業のキャッチフレーズ
「良い景気を作ろう」というミッションの下、ログラスは経済活動を支える重要な存在として成長を続けています。さらに、クラウド経営管理システム「Loglass」の提供を通じて、日本企業の経営効率改善に寄与することを目指します。投資家の期待を背負い、さらなる飛躍を遂げるであろうログラスの今後には、大いに注目が集まっています。
おわりに
今回の資金調達に関して、ログラス代表の布川友也CEOは、顧客や投資家、そして全ての支援者に感謝の意を表しつつ、日本における経済改革への意欲を語りました。詳細なリクルート情報については、同社の採用ページで確認できるので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。