ダンボール需要急増
2026-07-07 13:21:22
ナフサ供給危機に伴うダンボール緩衝材の需要急上昇
ナフサ供給危機とダンボール緩衝材の需要急増
中東地域の情勢が緊迫化する中、石油製品の基礎原料であるナフサの供給不安が広がっています。
このことは、プラスチック製緩衝材を多く使用している物流やeコマース業界に大きな影響を与えています。特に、気泡緩衝材やエアー緩衝材といった石油化学製品を使用している事業者は、供給不安による影響が顕著で、出荷計画や在庫管理に困難を抱えがちです。
このような状況下、自社でダンボール製緩衝材の設計・製造・販売を行っている山内紙器株式会社では、プラスチック製からの転換ニーズが急増していることに注目しています。実際、多くの問い合わせが寄せられており、その件数は前年同期比でなんと3倍に達しました。
プラスチック製品からの転換
ダンボール緩衝材への移行の理由としては、コスト削減と省スペース化が挙げられます。たとえば、ある習字通信講座サービスを提供する企業は、プラスチック製のエアー緩衝材が手に入らなくなったことから、山内紙器のダンボール製緩衝材に切り替えました。その結果、仕入れコストを30%削減できただけでなく、製品の厚みも従来の22~35mmからわずか1.5mmに薄型化することができました。このようなメリットから、多くの物流・EC関連企業がダンボール製緩衝材の導入を進めています。
山内紙器の高強度・省スペース化技術
山内紙器が提供するダンボール製緩衝材は、同社の長年の設計・製造技術を活かし、商品形状や使用目的に応じて保護性能を調整しつつ省スペース性も実現しています。シート状で納品するため、使用するまでの保管が容易で、従来の空気注入型緩衝材と比較してスペースの確保が簡単になります。また、リサイクル可能な紙素材を使用しているため、受け取り側にとっても廃棄負担や環境負荷の軽減が実現できます。
今後の展望
このように、環境への配慮が求められる昨今の中で、紙製の包装資材市場は拡大傾向にあります。矢野経済研究所によると、2026年度には国内の紙パッケージ市場が約2兆475億円に達する見込みで、前年比3.1%の成長が期待されています。これに伴い、山内紙器も製造ラインを強化し、さらなる製品開発を進める方針です。今後は、石油緩衝材不使用の瓶輸送ケースや、医療・食品業界において需要が高まる使い捨ての紙製配膳トレーなどの新たな製品もラインナップに加えていく予定です。
今回のナフサ供給危機は、企業にとって新たな課題を浮き彫りにしましたが、山内紙器は革新的なダンボール製品を通じて、その解決に向けて邁進しています。
会社情報
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山内紙器株式会社
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