コクヨとストラテジットが新たなサービス連携を開始
大阪本社のコクヨ株式会社と東京都港区の株式会社ストラテジットが、新たにサービス連携を発表しました。今回の連携は、コクヨが提供する電子帳票配信システム「@Tovas」と「JOINT iPaaS for SaaS」の融合です。これにより、企業の帳票管理や配信がよりスムーズに行えるようになります。
@Tovasとは?
「@Tovas」は、請求書、納品書、注文書などの帳票を「WEB」「FAX」「郵送」で提供する電子帳票配信システムです。特に、近年の郵便料金の値上げを受けて、このシステムの需要が高まっています。デジタル化やペーパーレスが進む中、企業の業務効率を向上させる手段として注目されています。大きな特長は、帳票の電子配信に特化している点で、特定のファイル形式(主にPDF)を利用して、迅速かつ確実に情報を取り扱うことができます。
JOINT iPaaS for SaaSとは?
一方で「JOINT iPaaS for SaaS」は、複数のSaaSアプリ間での連携を容易にするために開発されたプラットフォームです。ユーザーが専門的な技術知識を必要とせずに、自社プロダクトと他のSaaSサービスを直感的に結びつけることができるノーコードアプローチを採用しています。その結果、最短で1週間以内に連携アプリの開発が可能になります。これは、業務プロセスの効率化を求める企業にとって非常に大きなメリットとなります。
連携による業務革新
今回のサービス連携は、基幹システムから出力されたファイルを自動的に@Tovasにアップロードし、帳票を配信できる機能を提供します。これにより、従来は手作業で行われていたアップロード作業が不要となり、業務の効率化が実現します。また、人為的なミスやデータの漏洩といったリスクも軽減されます。顧客に対しても、電子ファイル、FAX、郵送から最適な配信方法を選べるため、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
DXを促進する新たな一歩
このサービス連携により、企業は電子帳票の利用をさらに進めることができる環境が整います。特に、ペーパーレスを推進しつつもパートナーや顧客とのコミュニケーションを妨げない配信方法の選択肢が用意されています。このことは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展にも寄与すると期待されます。
最後に
コクヨとストラテジットの新たな連携は、これまでの業務のやり方を根本から変える可能性を秘めています。企業が持つ効率化やコスト削減のニーズに応え、次世代の業務スタイルを実現するための大きな一歩となるでしょう。この連携によって、業務の改善だけでなく、さらなるイノベーションの実現が期待されています。