トヨコンの受賞と障害者雇用に関する取り組み
愛知県豊川市に本社を構える株式会社トヨコンは、障害者雇用を積極的に推進している企業であり、令和6年度障害者雇用優良企業として愛知県知事表彰を受賞しました。この表彰は、1970年から続くもので、障害者の雇用促進や職場定着を促進するために、愛知県内の企業が評価されるものです。
障害者雇用の優良企業とは
障害者雇用優良企業とは、特に障害者雇用に関して理解と努力を示し、積極的に取り組んでいる企業に対して贈られる賞です。今年度は、3社が知事表彰を受けるほか、1社が理事長表彰、2社が努力賞を受賞しました。
トヨコンの具体的な取り組み
トヨコンは2021年8月に「トヨコン SDGs宣言」を行い、障害者支援を取り組みテーマの一つとして掲げています。それに基づき、2025年と2030年を見据えた目標達成に向けて多くの施策を実施しています。
担当業務の設定
障がいのある方々が担当する業務には、品物を集める「ピッキング」や入荷品の整理、出荷前準備といった入出荷付帯作業があります。これにより、障害特性に応じた仕事をまかせる仕組みを構築しています。体制を見直し、フォローしやすい業務を振り分けることで一層の信頼関係の構築と育成を進めています。
社内理解の促進
また、トヨコンでは社内での障害理解を深めるため、勉強会を開催しており、支援学校の先生や支援機関の関係者を招致しています。こうした取り組みにより、全体の一体感が生まれ、職場環境がより良いものへと変化していることを実感しています。
個別のサポート
社員とのコミュニケーションを重視し、「ダメなことにはダメ」と率直に伝えることも大切にしています。特に未来を見据えたサポートが重要であり、個人の自立に向けた手助けを行っています。
代表取締役社長のコメント
明石耕作社長は、受賞に対してのコメントで、「このような賞をいただけて光栄です。今後も社内の理解を深め、地域とのさらなる連携を続けたい。地域企業へ障害者雇用の重要性を広めていきたい」と語っています。彼の言葉には、挑戦と成長への意識が溢れています。
トヨコンについて
トヨコンは1964年に設立され、包装資材及び物流業を専門としており、価値の共創を経営理念としています。2024年には法人設立60周年を迎え、業務には包装設計、システム開発、倉庫管理など、多岐にわたる物流ソリューションを提供。特にSDGsの取り組みに関しても、地域との連携やイベントの実施を通じて力を入れています。
公式サイト:
トヨコン公式サイト