自動操舵の革新
2025-10-16 12:29:23

インターネット不要!ALLYNAVが実現する自動操舵の新時代

ALLYNAVの革新:インターネット不要の高精度自動操舵システム



北海道に本社を置くALLYNAV AGが、今後の農業に大きな変革をもたらす新たな自動操舵システムを発表しました。このシステムは、準天頂衛星「みちびき」に対応した高精度測位サービス「CLAS」を利用しており、インターネット接続や有料の補正サービスなしで利用できます。2025年10月下旬に正式にリリースされるこの新バージョンは、衛星から直接受信した補正情報を基に、より安定した測位を実現するものです。

QZSS-CLASとは?


「みちびき」が提供する高精度測位サービスであるCLAS(Centimeter Level Augmentation Service)では、L6信号を通じて衛星から補正情報を直接受信します。これにより、ALLYNAVの自動操舵システムは、インターネットや基地局に依存せず、常に安定したデータを取得することが可能になっています。特に農業の現場では、通信環境の制約を解消できることから、大いに期待されています。

フィールドテストから見る性能


ALLYNAVのシステムは、実際のフィールドテストでもその高い性能を証明しています。テストは東京と北海道の開けた空間で実施され、次のような結果が得られました。初回測位時間は平均20分以内、繰り返し走行による誤差は±2.5cm未満と高精度が維持されました。この精度は、他のネットワークRTKに匹敵するものであり、十分に実用的です。

CLAS補正信号を駆使した優れた繰り返し精度


さらに、全く新しいライン追従のテストも行われました。このテストでは、同じABライン上で農業機械を10往復させ、ALLYNAVが提供するCLAS補正信号を利用して繰り返し走行の誤差を測定しました。結果として、±2cmの繰り返し精度を達成しており、安定した性能を裏付けています。

直線走行における優れた安定性


直線走行を評価するテストでも、ALLYNAVの自動操舵システムは顕著な性能を発揮しました。異なる速度での直線走行を行った結果、最大誤差は1.5cm未満。衛星補正のみでの安定した直進性能が確認されており、従来の技術を超える進展が見られます。

今後の展開と目指す未来


ALLYNAVは今後、QZSS-CLASに対応するアンテナの正式な販売を開始し、日本各地の農業や林業における導入を進める計画です。この技術は自動操舵だけに留まらず、自律走行型の作業ロボットやインフラの点検にも応用可能です。また、山間部や離島での自動操舵支援にも対応し、どこでも使える高精度ナビゲーションを実現することを目指しています。

会社情報とデモ予約


ALLYNAV AG株式会社は、日本国内での自動操舵システム及び自律走行技術の開発と販売を行っています。中国本社との連携により、日本市場に特化した技術を提供しています。製品に関する詳しい情報やデモンストレーションの予約は、公式ウェブサイトまたは全国取扱店までお問い合わせください。

未来の農業に革命をもたらすこの新技術に、ますます注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
AllynavAG株式会社
住所
北海道川上郡弟子屈町泉2-9-1
電話番号
015-486-7870

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