モトヤの新たな挑戦:デザイン書体「モトヤクレイル4」
株式会社モトヤが2025年4月10日(木)、新しいデザイン書体「モトヤクレイル4」を発表することを発表しました。これは従来のモトヤにないエレガントな美しさを持つフォントで、専門的なデザイン業界から一般ユーザーまで幅広い使用が期待されています。
モトヤは1950年代から書体の開発を進めてきました。その社歴の中で、鉛活字やタイプ活字、さらにはデジタルフォントなど、様々な形式で文字の表現を追求してきたのです。モトヤの書体は、特に「可読性」と「文字の美しさ」にこだわりを持ち、印刷業界で高い評価を得てきました。しかし、モトヤはそれにとどまらず、最近ではテレビテロップやゲーム、ウェブサイト、地図サービスなど、さまざまなメディアで使用されることが増加しています。
「モトヤクレイル4」の特徴
新しい「モトヤクレイル4」は、ただの文字フォントではなく、文字に「清潔感」と「高級感」を与えるデザインを持っています。このフォントは、例えば清掃用品や歯科衛生商品、さらに洗車道具のパッケージデザインやロゴ、または美容室やサロンの看板に非常に適しています。それにより、用途に応じてさらに魅力的な表現が可能になるのです。
このフォントに新たに加わったのが、太いウエイトの「W4」です。これにより、先に登場したW2との組み合わせが可能になり、様々なシチュエーションでの光沢感を演出できます。全体的に足長気味なバランスと高めの重心設計により、文字には「美」を追求する意識が色濃く反映されています。
フォーマットと価格
「モトヤクレイル4」は、外字付きTrueTypeフォントとOpenTypeフォントの形で提供されます。具体的な商品名としては、外字付きTrueTypeフォント「モトヤEXクレイル4」があり、価格は13,200円(税込)。OpenTypeフォントはそれぞれ19,800円(税込)で販売されます。対応OSはWindows7以降の日本語版、Mac OS10以降と、広範囲に対応しています。詳細情報は公式サイトで確認できます。
モトヤはこれからも、可読性と美しさを追求したフォントの開発を続けていく方針です。その目的は、産業全体の発展に寄与することです。「モトヤクレイル4」は、その新たな一歩として、多くのデザイナーからの期待が寄せられています。これからの展開に注目が集まることでしょう。
会社概要
株式会社モトヤは、大阪市北区紅梅町に本社を構え、1922年に設立されました。デジタルフォントの制作・販売だけでなく、印刷関連機器や材料の販売、人材派遣事業、DTP関連教育事業を手がけています。代表取締役は古門慶造氏です。
詳細な情報は公式ウェブサイトを通じて確認可能で、フォント使用に関するお問い合わせも受け付けています。