養老孟司先生が語る人生の意味と怒りとの向き合い方
最近、Audibleにて配信がスタートした番組『養老先生が人生考えます! Ep8』が注目を集めています。このエピソードでは、養老孟司先生が「怒りを抑えるにはどうしたらよいか」について語ります。養老先生は86歳という高齢を迎えた昨年、がんを患ったものの、その経験を通じて「生きる意味」や「生命」についての考察をより深めています。
特に興味深いのは、養老先生が提唱する「我慢しない方がいい」という考え方です。怒りを感じたとき、ただそれを抑え込むのではなく、自己表現を通じて解消する方法を見出すことが大切だと語ります。「別のことを考えてみる」ことや「怒っている事実を伝える」ことで、心の余裕を得ることができ、今までとは異なる世界観を維持できると言います。
また、養老先生は「怒ると世界が狭くなる」と警告します。自身が経験した場面や、文学作品から得た教訓を通じて、より広い視点を持つことの重要性を説きます。例えば、夏目漱石や松本清張の作品から学ぶことは、怒りに支配されずに自分自身を見つめ直すヒントが沢山あるとしています。
この番組ではリスナーからの質問も受け付けており、養老先生に聞きたいことを募集しています。興味のある方は概要欄の応募フォームを利用して、ぜひ質問を送ってみてはいかがでしょうか。優れた知識と豊かな人生経験を持つ養老先生への期待は高まります。
このような深い対話は、通勤時間や家事の合間に聴くのに最適です。養老先生の魅力的な視点が、リスナーの心に新たな気づきを与えることでしょう。
養老孟司先生のプロフィール
養老孟司先生は1937年に神奈川県鎌倉市で生まれた解剖学者です。東京大学医学部を卒業し、その後東京大学の名誉教授として数多くの著作を残してきました。特に、2003年に出版された『バカの壁』はベストセラーとなり、新語・流行語大賞や毎日出版文化賞特別賞を受賞するなど、社会的な影響を与えました。
先生は虫を愛する姿勢でも知られており、鎌倉の建長寺には自ら虫塚を建立し、毎年法要を行っています。
VOOXについて
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