OPSWATが日本市場へ本格展開
米国フロリダ州を本拠とするOPSWATは、ファイル無害化ソリューション「MetaDefender ICAP Server」の日本市場への導入を発表しました。この製品は、ネットワーク機器と連携し、ファイルのセキュリティを強化するための革新技術を備えています。
セキュリティの脅威と対策
情報処理推進機構によると、サイバーセキュリティの脅威として、ランサムウェア攻撃や標的型攻撃が急増しています。これらの攻撃手法は、業務ファイル(PDF、Word、Excel、ZIPなど)を装うことで、システムへマルウェアを侵入させるケースが多く見受けられます。そのため、従来のファイアウォールやネットワーク機器の対策だけでは十分な防御が難しい状況にあります。
MetaDefender ICAP Serverの特長
MetaDefender ICAP Serverは、OPSWATが誇るファイルセキュリティエンジン「MetaDefender Core」を搭載し、190種類以上のファイルをリアルタイムで検査・無害化します。主な機能は以下の通りです。
- - 多層型ファイルセキュリティ: Webサーバーやアプリケーションを悪意のあるファイルから保護するために、複数の技術が組み合わさっています。
- - コンプライアンス遵守のサポート: 国際的な規制(PCI-DSS、HIPAAなど)に準拠した運用が可能です。
- - シンプルな統合: 軽量なICAPによる追加負担の少ない統合が可能で、設定も容易です。
- - 広範な互換性: 多様なネットワーク機器と互換性があり、柔軟な対応が可能です。
- - 多様なファイルの無害化: メディアタイプやファイルサイズに応じたきめ細かな制御が実現されています。
- - デプロイの柔軟性: オンプレミス、クラウド、ハイブリッド環境に対応し、さまざまなニーズに応えることができます。
企業からのコメント
OPSWAT Japanのカントリーマネージャー、髙松篤史は、「日本でもゼロトラストの考え方が浸透しつつあります。金融や保険業界では特に機密性の高い情報を扱うため、MetaDefender ICAP Serverの導入が益々重要になってきます」と述べています。
まとめ
サイバーセキュリティの進化が求められる中、OPSWATのMetaDefender ICAP Serverは、企業にとって有効な防御手段となることでしょう。ネットワーク上のファイル送受信時のリスクを軽減し、内容の安全性を確保するための新たな一歩として期待されています。
詳しい情報はOPSWATの公式サイトをご覧ください。