美園ファーマーズ倶楽部がビジコンでの受賞
埼玉県の浦和美園地区を拠点とする美園ファーマーズ倶楽部(MFC)は、最近開催された『ビジコンinさいたま2020』において審査員特別賞と協賛団体賞を受賞しました。このイベントは、地域や業界の革新を目指す起業家を発掘することを目的に2018年に始まり、3回目を迎える今回は、世界を変えるビジネスプランが多数集まりました。
ビジコンの目的と審査基準
『ビジコンinさいたま』は、地域や業界に新たな価値を生むビジネスプランを募集しています。審査基準は、「独創性や革新性」「新たなニーズの創出」「パートナーシップの有無」「ビジネスモデルの明確さと収益性」「経営者の熱意と実行力」の5つの視点で評価されます。MFCはこれらの基準を満たし、特別賞を受けました。
MFC設立の背景
MFCは、事業責任者自身の体験から生まれました。孤独やつながりの希薄さが社会問題となる現代において、彼は農業を通じて人との温かいつながりを感じるようになりました。農業は一般的に作物を生み出すための労働とされていますが、MFCは農作業自体にこそ価値があると考えています。この視点をもとに、孤独や健康、経済面の問題を解決しようと決意した結果、MFCが立ち上がったのです。
MFCのビジョン
MFCは、『つながりが生むポジティブ・アグリ・ライフ』をビジョンに掲げています。農作業そのものから得られる心身の健康効果に焦点を当て、日常生活に小さな農ライフを取り入れることを推奨します。この活動を通じて、人生100年時代における心、体、資産の形成を支援します。
MFCの強みとメンバー
MFCは、農業の知識だけでなく、IT、心理学、金融、経営など多岐にわたる専門性を持つメンバーで構成されています。この豊富な人材によって、農業の固定観念にとらわれないユニークなアプローチが可能とされています。これがMFCの大きな強みとなり、地域に新たな価値を提供する基盤となっています。
今後の展開
MFCは事業を3つのフェーズに分けて進めています。現在はフェーズ1として、埼玉県浦和美園と川崎市宿河原で体験農業と農業講習を実施中です。2025年前後には、得たデータを活用して個別対応の体験農業を提供し、会員の資産形成にも力を入れます。また、2030年頃にはアグリセクター企業への社会的影響投資を行い、これに関する情報開示を進める予定です。
会社概要
最後に、MFCを運営する株式会社R&Aの情報をご紹介します。
- - 会社名:株式会社 R&A
- - 所在地:東京都中央区日本橋三丁目2番14号 新槇町別館第一2階
- - 設⽴:2016年
- - 代表取締役:高田 靖子
- - 事業内容:体験農業の運営、不動産管理
- - 公式サイト:misonofarmersclub.jp
このように、美園ファーマーズ倶楽部は地域に根差し、農業を通じた新たなつながりを創出するために日々活動を続けています。今後の展開にも期待が高まります。