新しい価値創出を目指す「Fail Upwards Program」
昨今のビジネス環境の変化に対応するため、企業のレジリエンスや学習能力が求められています。これに応じてS&D Prototypingが新たに提供を開始したのが、「Fail Upwards Program」と呼ばれるプログラムです。このプログラムは、意図的に小さな失敗を重ねることで、学びを深めることを目指しています。
プログラムの概要
「Fail Upwards Program」では、参加者がチームを組んで小型ロボット「RoverC」を使った実践的な課題に取り組みます。具体的には、川を渡ることやボールを的確に惑わせるといったタスクに挑むことになります。これにより、単に理論を学ぶのではなく、実際に手を動かしながら学ぶワークショップ形式が採用されています。
例えば、プログラミング担当や機構設計担当といった役割分担を行うことで、普段は接点の少ないチームメンバー間でも強力な連携が生まれます。参加者は互いの強みを発見し、協力して課題に取り組むことで、チームビルディングの効果も期待できます。
また、このプログラムでは、体験を終えた後に、どのように学んだ内容を自社に持ち帰り実務に生かすかを話し合う時間も設けられています。
VUCA時代における重要な学び
現在のビジネス環境は、VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の要素が大きく、未来の変化を予測することが困難になっています。そのため、許容可能な失敗を受け入れる姿勢がより一層重要となります。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)が求められる今、従来のビジネスモデルに代わる新しい価値創出のため、失敗から学ぶ力が企業にとっての必須条件となっています。
情報処理推進機構(IPA)の調査によると、多くの企業が組織マインドや文化の変革に取り組んでいるものの、実際に成果を出せているのはわずか26%に留まっています。これは、効果的な方法を見出す必要があることを示しています。
プログラムの特長
1.
高速な試行錯誤を体験できる:失敗、学び、改善のサイクルを何度も高速で回すことが可能です。
2.
手を動かすワークショップ形式:手を動かすことで創造力や発想力が豊かになります。楽しみながらの試行錯誤が奨励されます。
3.
チームビルディング効果:役割分担がチーム間の理解を深め、自然な連携を生み出します。
4.
実務への応用:研修後には、具体的なビジネスへの活用方法を話し合う時間があり、実務に直結した学びが得られます。
参加者の声
参加者からは「このようなワークショップは初めてでしたが、すごく充実して楽しい経験ができました」という声が上がっています。また、「チームで協力すると、意外なほどスピーディーに改善が進むことを実感できました」との感想も聞かれ、普段あまり関わらないメンバーとの新たな出会いに喜ぶ声が多く寄せられています。
プログラムの詳細
「Fail Upwards Program」は、所要時間4時間で、料金は約500,000円から(20名様を想定)。カスタマイズも可能とのことです。また、プログラムの詳細については公式サイトやメールでの問い合わせが可能です。
この新しいアプローチにより、チーム全体の創造性を引き出し、ビジネスの新たな可能性を広げる機会を、お見逃しなく!