東川町、写真の町40周年誌で新たな評価を受ける
北海道の中央に位置する東川町は、地域の魅力を最大限に引き出す「写真の町」として知られています。その記念すべき40周年を迎えた瞬間に、特別な冊子『東川町「写真の町」40周年誌 ちいさな町の、おおきな歩み』が発行されました。この冊子が、ふるさとパンフレット大賞(第13回)において、地域活性化センター賞を受賞したことは、町にとって大きな喜びとなりました。
賞の意義
本賞は、地域の魅力を伝えるパンフレットを評価し、全国にその素晴らしさを発信することを目的に、一般財団法人地域活性化センターが主催しています。全国から寄せられた90の作品の中で、受賞したのはたった7つ。また、この冊子は、受賞特典として、都営大江戸線六本木駅構内のホームビジョンにも展示される予定で、多くの人々に東川町の魅力を伝える重要な機会となります。
冊子の内容
『40周年誌』では、東川町が「写真の町」として成り立った背景や、町の歴史、特色をしっかりと掘り下げています。特に注目すべきは、東川町の人々の思いを形にした内容です。冊子は、地域住民だけでなく、外部の人にも理解しやすいよう工夫されており、写真そのものに興味がない方でも楽しめるような内容になっています。
「そもそも、なぜここが写真の町なのか?」といった疑問に対して、町民と行政の協力のもと、どのような価値がこの町に寄与しているのかを明確に伝えています。また、これにより、文化を基盤とした町づくりの意義が浮かび上がるでしょう。
審査委員による評価
審査委員からは、東川町の取り組みが地域の根底にあるとされ、そのユニークなアプローチに対して称賛の声が寄せられました。過去の受賞者や関係者へのリスペクトを込めつつ、未来の町づくりの大切さを示す“小さな大作”との評価を受けており、まさに町のアイデンティティを体現する一冊です。
受賞への感謝
東川町の発表によると、「この度の受賞は、町の人々や関係者の努力の結晶です」とコメントがあります。町民がともに築き上げてきた「写真の町」の文化は、地域に新たな価値を生み出す源泉とも言えます。冊子を制作するにあたり、多くの人々の支えがあったことに感謝しており、この受賞を新たなスタート地点としたいとの思いを表明しています。
未来への展望
東川町は、地方創生のモデルケースとしても注目されており、今後も地域に根ざした文化を重視していく方針です。この冊子を通じて、多くの方々に「写真の町」の魅力が届き、さらなる発展へとつながることが期待されています。文化で町を支える実践が、他の地域にとってのヒントとなることでしょう。
これからも、地域の伝統や文化を大切にしながら、写真を通じた取り組みを継続していく東川町の姿勢に、目が離せません。興味のある方はぜひ冊子に目を通し、東川町の魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?