福島県双葉郡に位置する楢葉町が、教育現場の業務効率化を推進する新機能を導入しました。Classi株式会社が提供する小中学校向けの保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の集金機能がそれです。この取り組みは、教員が管理する集金業務の負担を軽減するだけでなく、保護者にとっても多くのメリットがあります。
集金業務のDX化
楢葉町内の小中学校2校に導入された「tetoru」の集金機能は、教員がこれまで行ってきた業務をデジタル化し、効率化を図るものです。具体的には、支払い状況や未納の確認をDX化することで、大幅な手間の削減が期待されています。これにより、教員はより教育活動に注力できる環境が整備されます。
楢葉町の教育長、早川良一氏は、この導入が児童生徒や保護者の負担軽減に貢献することに加え、教職員の働き方改革にも寄与することを期待しています。
tetoruとは
「tetoru」は2022年4月にリリースされたコミュニケーションツールで、全国の小中学校の約10%に相当する約5,000校で導入されています。登録者数は170万人を超えており、学校と保護者をつなぐ重要な役割を果たしています。このサービスは、学校現場の業務を効率化しながら、教育の質を向上させることを目的としています。基本的な連絡機能は無料で利用可能ですが、有償オプションとして一斉連絡機能や集金機能が用意されています。
集金機能の特徴
1.
Web口座振替登録
ペーパーレス化を進めることができ、保護者は手軽にオンラインで口座を登録できます。この新しいアプローチにより、納付手続きがよりスムーズになり、現金管理の不安も払拭されます。
2.
多様な金融機関からの選択
ほぼすべての金融機関に対応しているため、保護者が普段利用している銀行を選ぶことができます。これによって新たに口座を開設する手間も省けます。
3.
入金忘れ防止機能
引き落としの前に通知が届くことで、保護者は入金忘れを防ぐことができます。また、未納の場合には迅速に督促通知も行われるため、安心です。
4.
自動化された結果消込
金融機関との連携により、集金業務が効率化され、結果消込も自動化されます。これにより、教職員は業務負担の大幅な削減を実現することができます。
Classi株式会社について
Classi株式会社は、「子どもの無限の可能性を解き放ち学びの形を進化させる」というミッションのもと、全国の学校に向けて教育プラットフォームを提供しています。これまでの経験と実績を基に、「SchoolTech」を推進し、より良い教育環境の実現に向けて日々努力しています。今後も、教師と協力しながら、子どもたちが主体的に学ぶ力を育むための支援を続けていくことを目指します。
詳細については、Classi株式会社の公式サイトや、「tetoru」のコミュニケーションツールのページもぜひご覧ください。