OKIがイノベーション・マネジメントの国際規格認証を取得し、新たなステージへ

沖電気工業株式会社（通称：OKI）は、2024年9月20日にイノベーション・マネジメントシステムの国際規格「ISO 56002」に基づくBSI Kitemark™認証を取得しました。この認証は、英国規格協会（BSI）によって発行されるもので、OKIは製造業として国内初とされています。

イノベーション・マネジメントの重要性

イノベーションは現代の企業活動において不可欠な要素であり、特に製造業においては社会的課題の解決や新たなビジネスモデルの構築が求められています。OKIは、2017年からISO 56002に基づくイノベーション・マネジメントシステム「Yume Pro」を立ち上げ、イノベーションと企業文化の改革に取り組んできました。

認証取得の背景

今回の認証は、OKIが全社で進めてきたイノベーション活動の結果として得られたものです。特に、経営陣の強いコミットメントや体系的なイノベーション教育プログラム、技術を全社で共有する仕組みが高く評価されました。この認証により、OKIはイノベーション活動を進めるための共通言語を得ることができ、グローバルな協力のもとでさらなるイノベーションを促進していくことが期待されます。

認証書授与式

認証書授与式は2023年10月10日に行われ、OKIの代表やBSIグループジャパンの役員が出席しました。BSIグループジャパンの代表取締役社長、漆原将樹氏は、OKIの取り組みについて「進取の精神を体現している」と評価しました。また、OKIは、認証取得の成果をもとに、イノベーション・マネジメントシステムのパフォーマンス評価を行い、今後も様々な改善に努めることを誓いました。

グローバルな展開へ

今後、OKIは海外拠点へもこのイノベーション・マネジメントシステムを展開し、グローバルにイノベーションを推進する企業としての成長を目指します。OKIのイノベーションに関する取り組みは、2024年10月23日から開催される「OKI WORLD 2024」で紹介される予定です。このイベントでは、OKIが成功を収めたイノベーション事例も展示されるとのことです。