iNPHで転倒予防
2022-10-10 10:10:32
高齢者の転倒増加に警鐘!iNPHの早期発見が転倒予防のカギ!
「最近ぼーっとしている…歩くのが遅くなった…」
こんな悩みを抱えている高齢者は少なくありません。もしかしたら、それはiNPH(特発性正常圧水頭症)という病気のサインかもしれません。
iNPHは高齢者が発症する可能性のある水頭症で、脳脊髄液が脳室内に過剰に溜まり、脳を圧迫することで起こります。
歩行障害、認知症、尿失禁などの症状が特徴的ですが、適切な治療によってこれらの症状が改善するため、”治療で改善する認知症”とも呼ばれています。
その患者数は、高齢者人口の1.1%程度と推定されており、39万人以上の高齢者がiNPHに罹患している可能性が指摘されています。しかし、iNPHの症状は加齢に伴う症状と似ているため、見過ごされがちで、実際に治療を受けている人は推定患者数の数%にとどまっているのが現状です。
iNPHの初期症状として最も特徴的なのが歩行障害です。 小股でよちよち歩く、足が開き気味で歩く、膝が上がらずにすり足で歩くなどの歩き方は、他の認知症と区別するポイントにもなります。症状が進むと、歩行が不安定になり、バランスが悪くなり、転倒のリスクが高まります。
近年、高齢者の転倒による骨折や死亡事故が社会問題となっています。iNPHは転倒リスクの高い病気であるため、早期発見・治療が転倒予防に非常に重要です。
iNPHは誰にでも発症する可能性のある病気です。 ご家族や身近な方が、高齢者の歩き方や行動に少しでも変化を感じたら、iNPHを疑い、医療機関への受診を促すことが大切です。
本記事では、iNPHの症状や特徴、転倒予防の重要性について詳しく解説するとともに、iNPH.jpが制作した啓発動画を紹介することで、多くの方にiNPHへの理解を深めていただきたいと考えています。
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Integra Japan株式会社
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