フィリアコーポレーション、空き家対策の新たな窓口を開設

フィリアコーポレーションが空き家専門の新サービスを開始

株式会社フィリアコーポレーションが新たに売主からの直接相談窓口を設置し、一般の方からの空き家販売相談に本格的に応じることになりました。これまで同社は、仲介会社を介した案件を主に扱っていましたが、地域の空き家問題解決に向けた新しい取り組みとして、自らが窓口となることでより迅速かつ効果的な対応を実現します。

空き家問題の本質を見極める

フィリアコーポレーションは空き家や訳アリ物件の再生を通じて地域課題に取り組んでいます。彼らの視点では、空き家問題の核心にあるのは「物件の老朽化」ではなく、「権利関係の調整」が重要だとされています。この考えに基づき、同社は1,000件を超える相談実績を持ち、権利や構造に複雑さを抱える物件に特化した取り扱いを行っています。これにより、売主の不安を解消し、円滑な売却につなげてきました。

都市部における空き家の現状

少子化による人口減少の影響を受け、都市部では新たな住宅供給が続く一方で、空き家が放置されやすいという状況が生まれています。特に、一都三県のような土地価値の高いエリアでも、空き家問題は深刻であり、経済的なバランスが崩れています。したがって、既存の住宅を再利用するための仕組みの確立が急務となっているのです。

重点エリアと協力体制の強化

新たに設けられた相談窓口では、練馬区、板橋区、和光市、志木市、朝霞市、戸田市、新座市、富士見市、三芳町などを重点エリアとし、地域の行政機関や法律事務所と連携を強化します。フィリアコーポレーションは、地域密着型で空き家の現地調査や相続、権利関係の整理、契約不適合の問題などに一貫して対応することを目指しています。