株式会社マーキュリアインベストメントがenstemに出資
株式会社マーキュリアホールディングスの中核となる株式会社マーキュリアインベストメント(以下、MIC)は、同社が運営するマーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合(MSCF)を通じて、株式会社enstem(代表取締役:山本寛大)に資金を投入したことを発表しました。これは、リード投資家としての立場からの出資となります。
enstemは、生体データを駆使したサービスを展開しており、特にノンデスクワーカー向けに特化した2つの製品を提供しています。それは、「Nobi for Driver」と「MAMORINU」の2つです。これらの製品は、主に運送業界や製造業で働く人々の健康管理を支援するために開発されています。
Nobi for Driverの特徴
「Nobi for Driver」は、運送業界のドライバーを対象にした健康管理サービスです。利用者のスマートウォッチから取得した心拍数などの生体データを分析し、その結果をもとに健康状態を可視化します。このシステムは、ドライバーの健康状態に異常が生じた際の危険信号を自動的に検知し、健康起因の事故リスクを低減することを目指しています。
MAMORINUの機能
一方、「MAMORINU」は、製造現場や倉庫業などの作業員の見守りを行うサービスです。この製品は、Nobi for Driverの基本機能に加え、通信機能や作業の記録、報告機能、さらに作業リスクの可視化を行うことが可能で、より高度な健康・安全管理を実現しています。これにより、業務の効率を高めるだけでなく、作業負担の軽減や異常の早期発見も図ることができます。
MSCFの投資戦略
マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合(MSCF)は、物流やサプライチェーンの課題を解決する革新的な技術やビジネスモデルを持つスタートアップ企業への投資を行っており、資金的な成長支援だけでなく、投資先企業との連携や協力を促進することで、事業の成長を後押しすることが特徴です。
enstemは、現場で働くすべての人が安心して働ける環境の構築を目指しており、特に人手不足が深刻な物流・サプライチェーン領域での労働環境の向上に貢献しようとしています。これは、ドライバーや作業員にとっての業界課題を解決に導くためのものです。このような理念から、マーキュリアインベストメントはリード投資家としてenstemへの出資を行いました。
株式会社enstemの概要
- - 社名: 株式会社enstem
- - 本社所在地: 東京都中央区日本橋小網町19-8 goodoffice日本橋3階B室
- - 代表者: 代表取締役 山本 寛大
- - 事業内容: 生体データを活用したノンデスクワーカー向け業界特化型サービスの開発・提供
- - Website: en-stem.co.jp
株式会社マーキュリアインベストメントの概要
- - 社名: 株式会社マーキュリアインベストメント
- - 本社所在地: 東京都千代田区内幸町1丁目3番3号 内幸町ダイビル
- - 代表者: 代表取締役 豊島 俊弘
- - 事業内容: 投資助言業、投資運用業、第二種金融商品取引業
- - Website: mercuria-ventures.com
今後も、マーキュリアインベストメントはenstemの事業成長を見守りつつ、さらなる積極支援を続けていく所存です。