筑後市の図書館の挑戦
2025-01-21 09:40:29

筑後市の民設民営図書館が子どもたちを支える取り組み

筑後市における新しい学びの場「みんとしょかたる」



福岡県筑後市に誕生した民設民営の図書館「みんとしょかたる」は、地域の子どもたちに学びの場を提供する新しいプロジェクトです。この図書館は、特に不登校の子どもたちのために設けられており、社会からの孤立を防ぐためのシェルターとしても機能しています。一般社団法人KATARUが運営するこのプロジェクトは、皆が自由に過ごせ、学ぶことができる場所を目指しています。

2024年3月31日、羽犬塚駅から徒歩1分のロケーションに「みんとしょかたる」がオープンしました。この図書館は、筑後弁で「参加する」を意味する「かたる」という名称からもわかるように、地域の人々が集い、様々な経験や知識を共有する場としての役割を担っています。館内には本やボードゲームが並び、これらは本棚オーナーたちが子どもたちのために選び抜いたものです。

多くの子どもたちがこの図書館を利用しており、日中は不登校の子どもたちやその保護者が気軽に訪れることができます。毎月約200人がこのスペースを訪れており、サードプレイスとしての役割を果たしています。2024年7月からは本格的に不登校の子どもたちに学びの提供を開始する予定です。

クラウドファンディングの実施



「みんとしょかたる」では、さらなる取り組みを観察・検討し、持続的な運営を実現するために、クラウドファンディングを実施しています。このクラウドファンディングは、2024年12月15日から2025年2月28日まで行われ、様々なリターンが用意されています。地域とのつながりを大切にしながら、子どもたちの学びの機会を保障し続けたいと考えています。

特に、「みんとしょかたる」では様々な分野から集まった本棚オーナーたちによる学びの提供が大きな特徴です。ダンス、書道、起業体験など、子どもたちが興味を持つような内容が多彩に揃っています。すべての学びは無料で提供され、地域のボランティアや寄付によって支えられています。

学びの機会を地域でシェア



「みんとしょかたる」は、地域の学校や関係機関とも連携を強化し、子どもたちの学びをより充実させる取り組みを進めています。これにより、学び合いの場としてだけでなく、学校に通えない子どもたちへのサポートも可能になりました。代表理事である牛島道太氏のソーシャルワーカーとしての経験も活かされ、放課後デイサービスと協力しながら、地域社会全体で子どもを支える体制が整いつつあります。

今後の展望として、「みんとしょかたる」では、さらに多くの子どもたちが自由に学び、発見できる場を提供していくことを目指しています。この取り組みは、地域全体の力を結集し、未来ある子どもたちの育成に寄与することを切に願っています。学びの場を作ることは、地域社会を活性化し、全体の幸福度を向上させることにもつながります。この素晴らしい試みにぜひご注目ください。


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会社情報

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一般社団法人KATARU
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