「脳内にミクロマクロの世界」カミジョウミカ個展が開催!
東京都八王子市のBrainBrunnGALLERYにて、現代アート作家・カミジョウミカの個展「脳内にミクロマクロの世界」が開催されます。
本展では、カミジョウミカが描く「カラフルな空想の世界」と「夢の世界」が融合した作品の数々を展示いたします。
19歳の時に常染色体劣性遺伝性疾患アノーゼティック異形成症タイプ3と診断され、入院生活を送る中で医療従事者の顔をデフォルメして描き始めたというカミジョウミカ。
世界で5例と言われる希少難病と戦いながらも、「描くことは生きること。生きることは描くこと」を信念とし、自身の頭の中に浮かぶ「カラフルな空想と夢の世界」をテーマに、日々創作活動を続けています。
今回の個展では、「ミクロ」と「マクロ」という対照的なテーマを軸に、言葉を超えた普遍性と感受性を見る者に問いかける作品を展示いたします。
約1年ぶりの個展となる本展では、カミジョウミカの弛まぬ進化を感じ取れる作品の数々をご覧いただけます。
カミジョウミカの創作活動
カミジョウミカは、19歳の時に常染色体劣性遺伝性疾患アノーゼティック異形成症タイプ3と診断され、入院生活を送る中で医療従事者の顔をデフォルメして描き始めました。
その後、自身の頭の中に浮かぶ「カラフルな空想と夢の世界」をテーマに、創作活動を続けています。
彼女は、車いす生活をしながらも、ほとんどの時間を自室で作品制作に費やしています。
外出は主に通院のみで、通院の帰りに画材を買うぐらいの限られた範囲での生活を送っています。
しかし、カミジョウミカの創作意欲は、限られた生活空間の中でも衰えることはありません。
彼女は、「無限に広がる脳内の空想・妄想・想像・眠っている時にみる夢の世界は唯一1人で自由に動ける世界。この瞬間だけしか生命を感じません。」と語ります。
カミジョウミカにとって、創作活動は、自身の内面世界を表現し、生命を感じることができる唯一の方法なのです。
個展の詳細
カミジョウミカ個展「脳内にミクロマクロの世界」
開催期間: 2024年6月26日(水)~8月25日(日)
開催場所: BrainBrunnGALLERY(東京都八王子市元横山町3-1-1 2Fメインギャラリー)
アクセス: JR八王子駅徒歩約12分、京王八王子駅徒歩約14分
入場料: 無料
*
詳細URL:
https://www.brain-brunn.com/exhibitions/exhibitions.html
同時開催:宗行里々子 mini個展「光を見つける」
本展では、カミジョウミカの個展と同時に、宗行里々子のmini個展「光を見つける」も開催されます。
宗行里々子は、神戸を拠点に活動する画家で、油彩を用いた作品で、生命や自然、心の奥底に潜む光を描いています。
本展では、宗行里々子が「生きていることへの根源的な悲しみ」をテーマに、絶望や生き辛さを内包しながらも、美しい場所、すべてが調和して光が静かに降り注いでいる場所を描いた作品を展示いたします。
まとめ
カミジョウミカ個展「脳内にミクロマクロの世界」は、希少難病と闘いながらも創作を続けるカミジョウミカの力強いメッセージを感じることができる展覧会です。
彼女の作品を通して、生命の力強さ、そして心の奥底に潜む光を、ぜひ感じてみてください。
カミジョウミカさんの個展「脳内にミクロマクロの世界」は、彼女の壮絶な人生と、そこから生まれた力強いメッセージが詰まった、感動的な展覧会でした。
希少難病と闘いながらも、自身の内面世界を表現し続けるカミジョウミカさんの作品には、生命の力強さ、そして心の奥底に潜む光を感じることができました。
「描くことは生きること。生きることは描くこと。」という言葉が、彼女の作品を通して深く伝わってきました。
特に印象的だったのは、ミクロとマクロという対照的なテーマを軸に制作された作品群です。
繊細で緻密な描写と、大胆で力強い表現が融合した作品は、見る者の心を強く揺さぶる力を持っていました。
また、同時開催された宗行里々子さんのmini個展「光を見つける」も、カミジョウミカさんの作品と対照的な、静かで繊細な美しさを感じることができました。
宗行里々子さんの作品は、生命や自然、心の奥底に潜む光を美しく描き出すもので、カミジョウミカさんの作品とはまた違った感動を与えてくれました。
2人の作家の作品を通して、異なる表現方法で、同じように「生命の美しさ」や「心の奥底に潜む光」を描いていることに気づかされました。
この展覧会は、私たちに、生きることの喜び、そして心の奥底に潜む光に気づく機会を与えてくれる、貴重な体験となりました。
ぜひ、多くの方にこの展覧会を体験していただきたいと思います。