Green Carbon株式会社、フィリピンで初のカーボンクレジット創出PJを発表
Green Carbon株式会社がフィリピンのピナツボ火山での植林活動に関するプロジェクトを立ち上げ、これが日本企業として初めての取り組みであることが発表されました。このプロジェクトでは、持続可能な森林再生を通じて20年間で約1300万トンの温室効果ガス(GHG)を削減することを目指しています。
プロジェクトの概要
今回のプロジェクトは、国際的に認証されたカーボンクレジットを創出することを目的にしています。すでにこの申請はVerraによって受理され、プロジェクトID5151としてリスト化されています。新たに創出されるカーボンクレジットは、出資や購入を希望するプロジェクトパートナーが求められています。
こちらからパートナーシップに関するお問い合わせが可能です。
Green Carbonは、東南アジアを中心に様々なカーボンクレジット創出プロジェクトを展開しており、その対象には森林保全やマングローブ植林、水田の管理などがあります。フィリピンでは、フィリピン大学との連携によって、多面的なプロジェクトを進めており、特に水田やバイオ炭、森林再生に注力しています。
ピナツボ火山の過去と再生への挑戦
ピナツボ火山は、1991年に発生した20世紀最大の噴火によって、その周辺の森林が大規模に消失しました。その結果、CO2が大量に大気中に放出されることとなり、環境への影響は計り知れません。この地域の先住民族であるアイタ族も植林を行っていましたが、規模は小さく、全面的な森林再生には至っていない状態です。
Green Carbonはこの地域において、大規模な森林再生を推進する使命を担い、2024年からVM0047の方法論に従った再生活動を開始する予定です。この活動は20年間にわたる計画で、期待されるGHG削減量は13,588,168トンにも及びます。これはフィリピンの年間排出量の約10%に相当します。
プロジェクトの持続可能性
将来的には、Green Carbonの他の植林プロジェクトとも連携を図り、国内外の企業や地方自治体との協力を通じて、さらなる拡大を進めていく方針です。この取り組みは、持続可能な開発に貢献し、地球温暖化へ立ち向かう一助となるでしょう。
Green Carbonについて
Green Carbonは「生命の力で、地球を救う」というビジョンを持ち、カーボンクレジットの創出・登録・販売を一貫して支援しています。研究開発やESGコンサルティング業務にも力を入れ、特に水田でのメタンガス削減の取り組みは日本初・最大級として注目されています。2024年度にはその拡大計画も進行中です。
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