名古屋商科大学での留学生向け書道体験イベント
2023年10月22日(水)、名古屋商科大学にて、留学生を対象とした書道体験イベントが行われました。このイベントは、日本文化への理解を深めながら異文化交流を促進することを目的としており、世界各国から集まった多くの留学生が参加しました。
当日は、「書道」という日本の伝統文化の魅力を存分に味わう機会となりました。参加者は書道の歴史について学んだ後、基本的な筆遣いに挑戦し、自らの作品制作に取り組みました。特に印象的だったのは、参加した日本人学生が、自らの技術を生かして留学生に丁寧に指導する姿でした。これにより、言葉や文化の壁を越えた交流が生まれ、場が和やかな雰囲気に包まれました。書道を通じて、アートに対する情熱や、文化への理解が深まる様子が伺えました。
名古屋商科大学は、多文化交流を促進するために「国内留学」という独自のプログラムを展開し、学生に国際的な視点を持たせる機会を提供しています。今後も俳句制作や浴衣体験、さらに英語と日本語のスピーチコンテスト、ランゲージエクスチェンジなど、多様な文化体験イベントを計画しており、学生たちの異文化理解を深める場を積極的に作り出しています。
世界の留学生、その数は過去最高に
名古屋商科大学では、2025年度に新たに50カ国から190名の留学生を受け入れることが決まっており、現在は過去最高となる75カ国から687名の留学生が在籍しています。日進キャンパスでは、様々な文化的バックグラウンドを持つ学生たちが交流し、互いに学ぶことでグローバルな視点を育む環境が整っています。
名古屋商科大学の国際学部では、実践的な体験を通じて世界で活躍できる人材を育成する「国際学科」と「英米学科」が設置されており、語学だけでなく国際ビジネスの知識をも併せ持つ国際人材の育成に力を入れています。
英米学科と国際学科の独自のアプローチ
英米学科では、国際化するビジネスの現場に必要な英語力を重視し、学生たちに英語を使う機会を多く提供しています。英語でのプレゼンテーションやディスカッションの場を設定し、実践的なスキルを身につけることができます。さらに、海外留学を通じて、国内外で活躍できる素地を作り上げます。
一方、
国際学科では、質の高い英語教育に加えアジア地域の文化や歴史、政治を広く学ぶことができます。海外留学プログラムを通じて豊かな国際教養を身につけ、外国語運用能力や問題解決能力を養い、グローバル社会での活躍を目指します。
名古屋商科大学の特長
名古屋商科大学は、1953年の設立以来、世界基準の経営教育を追求してきました。国内で初めてトリプルクラウンの国際認証を取得しており、国際経営協会のPIMの会員校でもあります。学部は経営学部、経済学部、商学部、国際学部、経営管理課程の5つに分かれており、それぞれの分野で実践的なビジネススキルを学ぶことができます。世界63カ国の187校と提携し、積極的に交換留学や国際ボランティアを実施しており、ビジネススクールはQSグローバルMBAランキングで国内第1位を獲得しています。
また、THE(Times Higher Education ranking)においては、国際性の分野で東海北陸地区で4年連続第1位、国内では第15位にランクインするなど、国際教育の質が高く評価されています。これからも名古屋商科大学は、多文化共生の場を提供し、国際社会で活躍する人材の育成に努めていくことでしょう。