快適な住環境を目指す高遮音化技術の実証実験
近年、自宅での活動が変化し、特にオンラインゲームやテレワークの普及から生活音への関心が高まっています。このような背景を受け、ソニーネットワークコミュニケーションズコネクト株式会社(以下、ソニー)と東急建設株式会社(以下、東急建設)は、新たな試みとして集合住宅における高遮音化技術の実証実験を開始しました。これにより、快適な住環境の実現を目指します。
実証実験の背景
自宅での多人数のオンラインゲームやリモートワークが普及する中、居住者同士の生活音の問題が増えています。現在、集合住宅における居室間の遮音性能には明確な基準が存在せず、設計手法も確立されていないため、さまざまな生活スタイルを持つ居住者が快適に過ごすための空間づくりが課題となっています。
この問題を解決するため、両社は2024年に共同研究契約を結び、高遮音化技術の研究を進めてきました。その結果、東急建設の技術研究所にて一定の遮音性能を確認することができました。
高遮音化技術の特長
新たに開発された技術は、「人の声」と「自住戸内」に特化しており、従来の防音室と異なり、以下の利点があります:
- - 建設コストを低減。
- - 室内空間をほとんど狭めず、広々とした使い方が可能。
- - 一般的な部屋と同様の使用感を保ちながら、防音効果を実現。
実証実験の概要
この実証実験では、実際の建物環境に設置されたテストルームを使用し、以下のような検証を行います:
1.
居室間の遮音性能の検証
- モックアップ環境との整合性を確認。
- 音響的な課題を抽出し、改善方法を検討。
2.
新しい住まいのカタチの評価
- 実際の環境でのオンラインゲームやテレワークの快適性を調査。
- 遮音性や新たな付加価値技術の効果を評価。
3.
施工性とコストの検証
- 施工手順や工期の評価。
- コストに関する検討。
この実証実験は、2026年2月1日から東急建設の保有物件(東京都大田区、千葉県柏市)で行われます。
今後の展望
両社はこの実証実験を通じて、研究段階から実環境での有効性を確認し、その結果を新築マンションへの導入計画に活かしたいと考えています。最終的には、オンラインゲームやリモートワークに対応できる静穏な住環境を実現し、信頼性や経済性の確立を目指します。快適な暮らしを支えるための技術が一般に普及し、人々の生活がより豊かになることを期待しています。
質問がある場合は、ソニーネットワークコミュニケーションズコネクト株式会社の経営企画本部事業開発部へお問い合わせください。