天野雛子の個展「やわらかな日々」が開催
アーティスト天野雛子の個展「やわらかな日々」が、2024年9月16日から10月13日まで京都 蔦屋書店で開催されます。会場は京都市下京区に位置し、総合アートスペースとしての役割を持つこの書店で、初めての個展となります。昨年、武蔵野美術大学の大学院を修了した天野さんは、日々の制作を東京を拠点に続けている新進気鋭のアーティストです。
展示内容とコンセプト
天野さんの作品は、「架空の集落」というテーマをもとに、未発達の文明の時代や自然と共存する人々や動物たちの生活を描いています。独自のユートピアを表現しながら、見る人に親しみを感じさせる作品群が展開される予定です。
代表的な作品の一つ《解放の眠り》は、キャンバスに油彩を使用した652×530mmのサイズで、鮮烈な色彩と大胆な構図が特徴です。また、展示される《セレモニー》と《Cold》は、それぞれ910×910mmと1000×1000mmのサイズで、個展のテーマをさらに引き立てる作品となることでしょう。
天野さんは自身のアーティストステートメントで、絵の世界を「自由で無限」と表現しています。現実を取り入れたり虚構であったり、誰でも利用できるお絵の具で作り上げる小さな世界にロマンを感じていると言います。今回の個展でも、自身が形成する架空の集落に住む人々や動物たちの営みを大切に描いた作品を通して、観客たちに新たな視点を提供することを目指しています。
販売情報
個展のオープン当日、9月16日(月)の10:00から展示された作品の販売が開始される予定です。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも、同日12:00から10月13日(日)20:00まで作品の購入が可能となります。ただし、プレセールスの状況によっては、会期開始前に販売が終了することもありますので、興味のある方は早めのチェックをお勧めします。
アーティスト天野雛子のプロフィールに目を向けると、彼女は1997年生まれで、2021年に武蔵野美術大学の油画学科を卒業し、2023年には大学院を修了しています。これまでに「color and story」「how do you feel?」など、さまざまな個展やグループ展で作品を発表し、その幅広い表現力が評価されています。また、2019年には第37回上野の森美術館大賞展に入選するなど、アート界で確固たる地位を築きつつあります。
京都 蔦屋書店について
京都 蔦屋書店は、アートと文化が交差する場として、多様な書籍やアートが展開されています。約6万冊の書籍や、観賞用のアートと一体となったスペースで、訪問者はリラックスしながら文化を楽しむことができます。さらに、店舗内にはシェアラウンジも完備されており、カフェとしても利用できる居心地の良い空間が広がっています。
展示詳細
- - 会期: 2024年9月16日(月)~10月13日(日)
- - 時間: 10:00~20:00
- - 会場: 京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
- - 入場: 無料
- - お問い合わせ: 075-606-4525
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天野雛子の個展に足を運んで、新たなアートの世界に触れてみてはいかがでしょうか。