訪日クルーズ再興を目指し新たな受入促進事業開始!

訪日クルーズ再興を目指す新たな事業



2023年11月19日、国土交通省は新たな「クルーズ等訪日旅客の受入促進事業」を発表しました。この事業は、令和5年度の補正予算及び令和6年度の当初予算に基づくものであり、訪日クルーズ旅客の需要を取り込み、我が国のクルーズ観光を再興することを目的としています。

1. 事業の背景



令和5年3月から国際クルーズの運航が本格的に再開され、観光立国推進基本計画に基づいて2024年には「訪日クルーズ旅客250万人」「外国クルーズ船寄港回数2,000回超」「寄港する港湾数100港」といった具体的な目標を掲げています。これらを実現するためには、訪日クルーズの需要をしっかりと確保し、持続可能なクルーズを促進していくことが重要です。

特に、特定の港湾への寄港集中が懸念されているため、地域の魅力を最大限に活用し、観光資源の開発を進める必要があります。地方誘客や消費拡大を図ることで、地域経済にも貢献することが期待されています。

2. 具体的な事業内容



今回の公募事業には2つの主要な部門があり、それぞれ異なる目的を持っています。まず、令和5年度の補正予算による「上質な寄港地観光造成」のみを対象とする事業。次に、令和6年度当初予算による「クルーズ旅客等の満足度向上と地域経済効果の創出」を目的とする事業です。

この2つの事業により、地方公共団体、民間事業者、地域の協議会などが参加し、様々な観光資源を活用したプロジェクトが進められる予定です。

3. 公募対象と応募方法



公募対象は地方公共団体や民間事業者、登録DMO(Destination Management Organization)や候補DMOを含む多岐にわたります。応募者は募集要領を確認し、申請書に必要事項を記入した上で、各地方運輸局に電子メールで提出する必要があります。紙媒体での持参や郵送は不要とのことです。

4. 応募受付期間



応募受付は令和6年11月19日から11月29日までの期間で、締切は17:00までです。興味のある関係者は、早めの申請をおすすめします。

この新たな取り組みが、訪日クルーズ旅客の受入れを促進し、地域の魅力を引き出すことにつながることを期待したいと思います。これにより、地方経済の活性化や観光立国の実現が進むことが期待されます。毎年増加する訪日旅行者に対し、我が国の多様な観光資源を最大限に活用するためのこの機会を、ぜひ有効活用していきましょう。

関連リンク

サードペディア百科事典: 国土交通省 クルーズ 観光立国

Wiki3: 国土交通省 クルーズ 観光立国

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。