西洋美術の巨匠たちを比較する新しい講座の登場
2026年4月8日、水曜日からスタートする「名匠たちの『VS』でめぐる西洋美術史」という新講座が、NHK文化センター青山教室によって開講されます。この講座は、西洋絵画界の著名な巨匠たちを“VS”(比較)の形で読み解き、その背後に潜む人間ドラマや思想、背景を深掘りすることを目的としています。講師を務めるのは、西洋美術史の専門家である笹山美栄氏で、彼の豊富な知識とユニークな視点が高く評価されています。
比較の力で美術史を拓く
本講座の最大の特徴は、さまざまな巨匠同士の関係性を比較する点です。同じ時代を生きた彼らの芸術的な相互作用や競争関係を理解することで、絵画や彫刻が持つ深い意味をより鮮明に把握できます。たとえば、フィリッポ・リッピとボッティチェリの師弟関係、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロの画家と彫刻家の対立などが挙げられます。
この時代を超えた「VS構図」は、美術史への新たなアプローチを提供し、受講者にとってより豊かな作品理解へとつながるでしょう。
様々なテーマで広がる全12回のカリキュラム
2026年から2027年にかけて、全12回の講座が用意されています。その内容は以下の通りです。
1. 4月8日:ギベルティ vs ドナテロ - ルネッサンスの扉
2. 5月13日:フィリッポ・リッピ vs ボッティチェリ - 師匠と弟子。軍配は?
3. 6月10日:ダヴィンチ vs ミケランジェロ - そもそも画家 vs 彫刻家
4. 7月8日:カラヴァッジョ vs レンブラント - 光と影のハンドリング
5. 9月9日:ルーベンス vs ヴァン・ダイク - ルーベンスさえいなければ…
6. 9月30日:ヴェラスケス vs ムリリョ - 上昇志向 vs 地元密着型
7. 10月14日:ゲインズボロ vs ホガース - どちらもそれぞれにイギリス的
8. 11月11日:ミレーとコロー - バルビゾン派って一緒にしないで。
9. 12月9日:ミレイとロゼッティ - 複雑なラファエル前派の関係性
10. 1月13日:ターナー vs コンスタブル - 本当のところ、互いをどう思っていた?
11. 2月10日:マネ vs ドガ - 似たもの同士
12. 3月10日:ゴッホとゴーギャン - 相容れなかった二人
このように、多様なテーマを取り扱っているため、美術史初心者から愛好者まで、幅広い層に向けた内容になっています。
参加方法と料金
講座はオンライン形式で行われ、後日見逃し配信も利用可能です。受講料は52,272円(税込)で、参加するための入会は不要です。毎回水曜日の午前10時30分から12時まで行われるため、スケジュールも計画しやすいのが魅力です。
参加希望の方は、
こちらのリンクから詳細を確認の上、お申し込みください。美術の巨匠たちの対話を通して、生き生きとした歴史の理解を深める貴重な機会をお見逃しなく!