製造業の誇りを取り戻す!Factory Pride Association設立
製造業を支える工場で働く人々の誇りを取り戻し、日本のものづくりをより豊かにすることを目的とした一般社団法人Factory Pride Association(FPA)が新たに設立されました。工場で働く人々の気持ちを尊重し、彼らの働きやすさややりがいを追求していくこの運動は、製造業界全体のルールチェンジを目指しています。
設立の背景
日本には、世界に誇る高品質なものづくりの文化があります。しかし、その背後には工場で一生懸命に働く人々が存在していることを忘れてはいけません。効率やコストを優先するあまり、彼らの働く環境や満足感が軽視されることが多かったのが実情です。
「ものづくりのプロが誇りを抱くことで、日本の製造業はより元気になる」そんな信念でFPAは設立されました。企業の規模や地域を越えて、共にこの理念に賛同し、活動する仲間を募っています。
Factory Pride 宣言
FPAの活動基盤となる「Factory Pride 宣言」には以下の三つの柱があります。
1. 誇りある工場の実現
工場で働く社員が自身の仕事に誇りを持てるだけでなく、その家族や周囲の人々からも認められるような工場を目指します。働くことの喜びを感じることが、企業への信頼にもつながると考えています。
2. 誰もが我慢しない工場
仕事においては時に我慢も必要ですが、それを当たり前と思わず、一人一人が働きやすい環境を整えていこうという取り組みです。我慢せずとも活躍できる工場づくりが求められています。
3. 価値創造者の称賛
ものを作り出す人や、素晴らしいアイデアを生み出す人が честьされる社会を目指し、製造現場での価値創造を促進していきます。
具体的な活動内容
FPAでは、製造業界の様々な課題に対処するための活動にも取り組みます。具体的には以下のようなプログラムを予定しています:
- - カンファレンス:製造業における新しい潮流や課題について考察し、仲間との交流を促進するイベントを開催します。
- - アワード:工場での優れた活動を広めることで、全体の活性化を図ります。
- - 全国工場見学:誇れる工場を見学し、参加者同士で意見交換を行い、お互いの知恵を共有します。
理事メンバーからのメッセージ
FPAの設立に際して、理事として就任した小林永典氏と出村光世氏がこのプロジェクトの重要性について語りました。
小林氏は、「日本のものづくりは、多くの人々が支えてきた『日本品質』の象徴であり、その背後には多くの労働者がいます。FPAでは、働く環境ややりがいを再評価し、更なる発展を目指していきたい」と述べています。
出村氏も、「工場は価値の創造が行われる場所。それを扱う人々が光を浴びる社会の実現が、新たな創造性を生むことにつながります。」と語り、FPAの抱える使命を強調しました。
設立記念イベント
FPAの立ち上げを記念して、設立記念イベントを開催することが決定しました。このイベントでは、理事メンバーによるディスカッションや来場者との交流の時間が設けられています。参加は無料ですが、事前予約が必要です。
- - 日時:2025年8月27日(水)17:00-18:30
- - 場所:東京都千代田区紀尾井町4-1ニューオータニガーデンコート3階
FPAは、ものづくりに携わるすべての方々の参加を歓迎します。ぜひこの機会に、新しい可能性をともに探求しましょう!