NPO法人ケイロン・イニシアチブが助成金「Cheiron-GIFTS 2025」を公募開始

Cheiron-GIFTS 2025 公募開始



NPO法人ケイロン・イニシアチブでは、海外で活動する研究者を支えるための家族・パートナー向け助成金「Cheiron-GIFTS」の第6回目を公募開始しました。この取り組みは、研究者が安心して研究に専念できる環境を提供し、家族が留学先での生活を支援することを目的にしています。

プログラムの目的


「研究者と家族の想いを世界の未来とつなぐ」ことをビジョンに掲げ、さまざまな支援活動を展開しているケイロン・イニシアチブ。特に「Cheiron-GIFTS」では、海外で挑戦する研究者の家族やパートナーに必要な支援を提供し、今後のキャリアパスを後押ししていきます。

新たなテーマの設定


今年度の公募では、従来のテーマである「家族・パートナーの海外でのキャリア」に加え、新たに「研究者とその家族・パートナーが留学先で直面する未解決ニーズ」が設定されました。これにより、さまざまな形の家族に対応した多面的な支援を目指します。

家族の多様化への対応


現代社会では、家族の形態が多様化しています。LGBTQ+カップルやシングルマザー・ファザーなど、従来の枠にとらわれない新しい家族のスタイルが登場していますが、日本の社会システムはその変化に追いついていないのが現状です。これまでの支援活動からも、従来の制度では解決できない具体的な課題が顕在化してきました。

過去の支援活動


昨年度のCheiron-GIFTS 2024では、特に目を引くテーマの提案が多数寄せられ、89件の応募がありました。その中から選ばれたプロジェクトは次の通りです。

1. 教育支援: シングルマザーが米国で研究を行う中で、娘の教育と自身の研究時間を両立させるための支援。

2. キャリア構築: 英国に滞在する配偶者が観光ガイドとしての新たなキャリアを摸索するための支援。

3. 研究者の道筋: フランスで研究を行う中で、家族としての支援を受けつつ新たなキャリアを築く家族のプラン。

4. 教育ボランティア: 小学校の教師が配偶者として教育支援に従事する活動を支える取り組み。

これらは家族が直面するさまざまな課題に対する解決策を提供するための重要な支援です。

理事長のコメント


NPO法人ケイロン・イニシアチブの足立剛也理事長は、「本制度は多くの支持者のおかげで6年目を迎えました。研究者とその家族が持てる力を最大限に発揮できるよう、今後もサポートを続けていきます」と述べています。

特に、2021年からはクラウドファンディングを通じて多くの支援を獲得し、更にエポスカードとの提携による新たな支援の形も生まれました。これにより、日常のカード利用が研究者の家族への支援につながる仕組みです。

引用の成功事例


初年度の支援を受けた高田千明さんは、「Cheiron-GIFTSのおかげでアメリカでのナースプラクティショナーの資格を取得できました。現在、全米ベストホスピタルで働いており、新たなキャリアを築いています」と感謝のコメントを寄せています。これらの成功事例が、他の研究者家族にも希望の光をもたらすことでしょう。

まとめ


Cheiron-GIFTSは、単なる援助金制度ではなく、家族の可能性を引き出し、未来の研究者を支えることにあると感じます。参加を希望する方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れて詳細を確認し、応募を検討してみてください。今後も、より良い社会を築くための活動が広がることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社メディプロデュース
住所
東京都渋谷区恵比寿4-20-4恵比寿ガーデンプレイス グラススクエア PORTAL POINT Ebisu #B5
電話番号
03-6456-4017

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