中公文庫が創業140周年を迎える
株式会社中央公論新社が、創業140周年を祝う特別企画を発表。このイベントでは、同社が誇る中公文庫の中から、累計100万部を超えるロングセラー作品のリニューアルが行われることが決定した。これらの書籍は、いわば文学界の“レジェンド”とも言える作品たちであり、新たな読者層にも届くことを期待されている。
限定リニューアル作品とは
今回の企画の目玉は、以下の3作品だ。 それぞれのリニューアル版には、新しいエッセイやエピソードが追加され、今まで以上に読み応えのある内容になっている。
『怒り』新装版(吉田修一著)
- - 発売日: 2026年1月22日
- - ISBN: 上巻978-4-12-207750-8/下巻978-4-12-207751-5
- - 定価: 各924円(税込)
『怒り』は、整形した殺人犯・山神とその周囲の人々を描いた衝撃作で、映画化や多数の議論を呼び起こす一冊。今回は、下巻に特別なエピソード「八つの証言」が加わり、物語の奥深さをさらに際立たせる。作品が持つメッセージが、現代の読者にも響くことが期待される。
『TUGUMI』新版(吉本ばなな著)
- - 発売日: 2026年2月20日
- - ISBN: 978-4-12-207764-5
- - 定価: 880円(税込)
この物語は、病弱で生意気な美少女・つぐみが、成長と共に感じる青春の光景を切々と描いた作品。著者自身によるエッセイと新版の後がきが増補され、さらに感動的な読み物となる。俳優の牧瀬里穂さんも絶賛しており、多くの世代に響くこと間違いなし。
『八日目の蟬』新装版(角田光代著)
- - 発売日: 2026年3月24日
- - ISBN: 未定
- - 定価: 未定
この作品は、逃避行を描いた緊迫の一冊で、最後のページまで息をつかせない展開が魅力。著者のエッセイも追加され、作品をより深く理解する手助けとなるだろう。
映画化された名作たち
これらの3作品は、いずれも過去に映画化され、業界内外での注目を集めた作品だ。中公文庫は新たな読者に向けて、これらの作品を再度リリースすることにより、作品の魅力を次世代に継承していくことを目指している。
結論
創業140周年を迎えた中央公論新社。今回のリニューアル企画は、ただの書籍の再発売にとどまらず、文学を通じて多くの人々との新たな出会いを創り出す機会となる。ぜひ、手に取ってみたい作品ばかりである。