ジグザグが東京証券取引所グロース市場に新規上場
2025年3月31日、株式会社ジグザグが東京証券取引所のグロース市場に新たに上場することが発表されました。この新規上場は、越境ECプラットフォームを提供する同社にとって重要なステップであり、日本国内のEC事業者と世界中の顧客をつなぐ役割が注目されています。
ジグザグ株式会社の概要
ジグザグは、2015年6月に東京都渋谷区に設立されたテクノロジーカンパニーであり、越境ECの分野で特異な存在感を放っています。主に提供するサービスは二つ、「WorldShopping」と「WorldShopping BIZ」です。前者は海外カスタマー向けの購入支援サービスであり、後者は国内ECサイト向けの越境EC支援サービスです。これにより、国内のECサイトが世界228カ国以上の消費者にアクセスできるようなプラットフォームを構築しています。
会社の詳細情報
- - 会社名: 株式会社ジグザグ (英称: zig-zag, Inc.)
- - 所在地: 東京都渋谷区桜丘町14-1ハッチェリー渋谷
- - 代表者: 仲里 一義
- - 設立日: 2015年6月24日
- - 公式サイト: ジグザグホームページ
上場に向けた関係者のコメント
ジグザグの代表取締役、仲里一義氏は上場決定に際して感謝の意を表し、特に創業2年目から支援しているモバイル・インターネットキャピタル(MIC)に対して深く感謝の意を示しました。彼は「インターネットが国境を越える一方で、Eコマースには『言語』『決済』『物流』の壁がある」と指摘し、ジグザグがこれらの課題をテクノロジーで解決し、世界中のワクワクを当たり前にすることを目指すと語りました。
次に、MICの代表取締役社長、元木新氏は「ジグザグ社の上場を心からお祝い申し上げます。当社は革新的技術を持つスタートアップへの投資を通じて、日本の新産業創出に貢献してきました」とコメントしています。
IPO概要
- - 上場日: 2025年3月31日(予定)
- - 市場: 東証グロース
- - 証券コード: 340A
- - 業種: 情報・通信業
- - 主幹事証券会社: 大和証券
- - 公募・売り出し価格: 1,500円
- - 公募株数: 340,000株
- - 売出株数: 413,400株
MICの投資活動
モバイル・インターネットキャピタル株式会社は1999年に設立され、ITやデジタルテクノロジー分野の企業に特化した投資支援を行ってきました。2024年には創業25周年を迎え、経歴も豊富です。近年では、22件のIPO実績を持ち、現在は105億円規模の5号ファンドを運用しています。また、2023年にはシード期企業への投資に特化したMIC Seed 1号ファンドを設立しました。オープン・イノベーションを掲げ、大企業との協業を進めつつ、新たな投資戦略を展開中です。
会社概要
- - 会社名: モバイル・インターネットキャピタル株式会社
- - 所在地: 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル4階
- - 代表者: 元木 新
- - 設立日: 1999年11月11日
- - 事業内容: ベンチャーキャピタル事業
- - 公式サイト: MICホームページ
新しい時代のスタートアップ企業を支援するMICの今後の活動に、期待が寄せられています。