世界ダウン症の日2025に向けた啓発活動と成長の記録

世界ダウン症の日について

3月21日は、国連により制定された「世界ダウン症の日」です。この日が記念日になった理由は、ダウン症候群の特徴である21番目の染色体が3本存在することに由来しています。2012年にこの日が公式に設立され、以降、世界中でダウン症についての理解を深めるための活動が行われています。国際ダウン症連合（DSi）は、毎年この日を祝うことを呼びかけています。

啓発活動の目的

公益財団法人日本ダウン症協会（JDS）は、この世界ダウン症の日を迎えるにあたって啓発活動を行っています。特に2025年のテーマは「ここにいるよ」で、ダウン症のある人たちへの理解を促進することが目的です。啓発活動の一環として、ダウン症のある若者たちが11年の成長を遂げた姿を描いたポスターを年々制作し、広く配布しています。

ポスターの制作と成長の記録

2025年に向けて制作されたポスターには、2014年に登場した当時の子どもたちが成人した姿が映し出されています。彼らは再び同じポーズをとり、同じ色のTシャツを着て撮影されています。特設サイトでは、各モデルの最近の成長エピソードや好きなことを紹介する特別なページも設けられています。このように過去を振り返りながら、どのように成長しているのかを見せることで、ダウン症に対する理解をより深めようとしています。

大切なメッセージ

ダウン症のある人々は、他のすべての人々と同じように、多様なニーズを持っています。国際ダウン症連合からのメッセージでは、ダウン症のある人たちは地域社会で受け入れられるためのサポートを必要としているとしています。また、その支援があることで、彼らは権利を実現し、尊厳を持って生活できるようになります。JDSはこれを踏まえて、啓発ポスターやデジタルコンテンツを通じて広くサポートを呼びかけています。

啓発ポスターを掲示しよう

JDSでは、啓発ポスターを会社、学校、公共施設など、さまざまな場所で掲示してもらうことを推奨しています。申し込みフォームから必要事項を送信すれば、送料無料でポスターを届けてくれます。また、PDF形式でのダウンロードも可能なので、印刷することもできます。ポスターを掲示することによって、ダウン症のある人たちが「ここにいるよ」と伝えることができます。