豊中市、のら猫に避妊・去勢手術を支援するTNR活動を開始
豊中市は、のら猫の数を抑える取り組みとして、2023年9月16日からクラウドファンディングを実施します。本施策は、TNR活動への理解を深めることと、地域住民の住環境を改善することを目的としています。
TNR活動とは
TNRとは、「Trap(捕獲)」「Neuter(避妊・去勢手術を行う)」「Return(元の場所に戻す)」のそれぞれの頭文字を取った活動です。この方法でのら猫の繁殖を抑えることができるため、環境の保全や地域住民との共存を図る重要な活動です。
今回は、市民がTNRを実施する際にかかる手術費用の一部を助成する「猫避妊・去勢手術助成金交付事業」を充実させるための寄付金を集めます。
助成金の内容
寄付金は、TNR活動の中でも特に負担が大きい避妊・去勢手術費用の助成に充てられます。具体的には、令和8年度には雌猫に対して12,000円、雄猫に対して10,000円の助成金を提供する予定です。ただし、条件により助成金の金額が変更される場合があるため、注意が必要です。昨年度は、雌・雄共に1匹当たり7,500円の助成が行われました。
クラウドファンディングの実施期間と目標額
実施期間は、2023年9月16日から11月30日までの約2ヶ月間です。寄付金の目標額は100万円と設定されていますが、目標額に達した後も募集は継続されるため、多くの人々に参加していただけることを期待しています。
寄付方法
興味のある方は「豊中市寄附受付サイト」から簡単に申し込みができます。以下のリンクを参考にしてください:
豊中市寄附受付サイト
この取り組みを通じて、のら猫の問題に対する理解を深め、地域住民・のら猫の共生に向けた意識を高めていくことが目指されています。TNR活動は、単なる猫の数を減らすだけでなく、地域社会全体の環境を改善する重要な活動です。市民の皆さんには、ぜひこのクラウドファンディングに参加して、豊中市の未来のために貢献していただきたいです。
今後、のら猫と人々が共に生活できる安全な環境を築くためにも、声をかけ合ってこの活動を支えていきましょう。