現代アート展「THE HINTS 2025」が大手町で開幕
日本のアートシーンを盛り上げ、アーティストを支援しようと、株式会社THE ARTが主催する現代アート展「THE HINTS 2025」が、2025年2月4日(火)から23日(日)まで、東京・大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで開催されます。2023年12月に開催された第1回展覧会の好評を受け、第2回目の開催が決定しました。
日本の現状:縮小するアート市場と苦境の作家たち
日本のアート市場は、経済規模の割にその規模が小さく、世界市場における存在感はわずか1%に留まっています。アメリカや中国、イギリスといった国々と比較すると、その差は歴然としています。この状況は、特に若手アーティストの生活を脅かすほど深刻です。世界のトップコレクターにも日本人の名前は少なく、国内で活躍の場を見つけることが困難な現状があります。
ビジネスパーソンにも響く現代アート
「THE HINTS 2025」は、アートの敷居の高さという問題を克服しようと、商業施設や企業との連携を通して開催されます。今回は、若手から海外で活躍する著名作家まで幅広いアーティストの作品を展示。絵画、彫刻、インスタレーションなど、多様なジャンルの作品が来場者の五感を刺激します。
ターゲットは、富裕層だけでなく、大手町のオフィス街で働くビジネスパーソンです。多くの人が行き交う三井住友銀行のロビーというアクセスしやすい会場は、現代アートを身近に感じてもらう絶好の場所です。近年注目されている「アート思考」を取り入れ、ビジネスのヒントや新しい視点の発見を促します。
SNSへの投稿も推奨しており、アートへの関心を広げるための施策も行われます。
出展作家
川内理香子、近藤亜樹、品川亮、仲衿香、奈良祐希、水戸部七絵、山口歴といった、実力派アーティストの作品が展示予定です。その他にも4~8名の作家が参加予定で、多様な表現様式が会場を彩ります。
株式会社THE ART:アートによる社会変革
株式会社THE ARTは、「アートの力で人、企業、社会へ変革を」をビジョンに掲げ、アートを通じた社会変革を推進する企業です。アートアドバイザーやコンサルティングサービスを提供し、ビジネスや地域社会にアートを導入することで、持続可能な未来づくりに貢献しています。
代表取締役の岩崎かおり氏は、大手信託銀行でアート企画を推進した経験を持ち、2021年にTHE ARTを創業。幼少期からアートに親しみ、世界のアートシーンを知る中で、日本のアート市場の現状に課題を感じていました。
まとめ
「THE HINTS 2025」は、現代アートを身近に感じてもらい、日本のアーティストを支援する、重要な展覧会です。ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々がアートに触れ、新たな感動やビジネスのヒントを発見できる機会となるでしょう。