神楽坂に本拠地を置く株式会社EDO KAGURAは、2026年に向けて重要な一歩を踏み出しました。成田空港や羽田空港を玄関口とする外国人旅行者に向けて、「旅行サービス手配業」として登録を完了し、新たに「EDO KAGURA TRAVEL」というブランドを立ち上げました。この活動により、EDO KAGURAは地域に特化した本物の日本文化体験を全国に広げていく方針です。
EDO KAGURAは、これまで神楽坂周辺で、芸者や能楽、和菓子作り、坐禅など多彩な伝統文化体験を富裕層のインバウンド客に提供してきました。旅行サービス手配業の登録後は、大手旅行会社との連携を強化しつつ、今後も地域密着型のサービスを維持する姿勢に変わりはありません。
リピーター増加の重要性
観光立国を目指す日本政府は、訪日外国人旅行者のリピーター数を増やすことを重要な目標に掲げています。2024年に訪日したリピーター数は2422万であり、2030年までに4000万に増加させることが計画されています。この数値の向上は、地方経済を潤す鍵となります。具体的には、回数を重ねるごとに訪問者の消費額が増え、地方部を訪れる割合も高まるからです。
しかし、どうすれば旅行者がリピーターになるのか、その設計については明確な答えがまだ存在しません。EDO KAGURAは、自社の実践とデータ分析を通じてその答えを模索しています。
東京がリピーター増加の鍵
旅行者がリピーターになるための答えは、東京にあると考えています。出入国在留管理庁の統計によれば、外国人旅行者の46.6%が東京圏を経由しています。特に欧米豪市場においては、訪問者の約77%が東京を通過するため、東京での体験が全体の旅行満足度に大きく影響します。
背景にある設計思想
EDO KAGURAの体験提供方法は、神楽坂における文化体験を通じて、日本の伝統文化を理解することから始まります。入国直後にここで文化を「理解」してもらうことで、旅行全体の満足度を向上させる狙いです。また、帰国前日に最高の伝統文化体験を行うことで、旅行の最良の記憶を形成します。
この考え方に基づいて、EDO KAGURAは朝の文化体験プログラム「SHOGUN Cultural Experiences」を展開します。これは、帰国日でも文化体験を楽しむチャンスを提供します。
代表取締役の言葉
代表取締役の山田真也氏は、神楽坂での活動に強い信念を持っています。「心が動く瞬間と、旅行の結末こそが、リピーターを生む鍵です。日本文化を深く理解した旅行者が、地方へ足を運ぶ連鎖を設計したい」と語ります。
EDO KAGURAは、今後も神楽坂を拠点に、日本文化を広く伝えて行くことを誓っています。観光業の未来に向けて、東京を核とした新たな展開が期待されます。