株式会社palanが革新をもたらすAR技術
日本発のWebAR
株式会社palan(本社:東京都新宿区)が提供するWebARプラットフォーム「STYLY WebAR」は、ユーザーがアプリをダウンロードしなくても利用できる国産VPS(Visual Positioning System)技術を活用した新たなAR体験を実現しました。この技術は現実空間に精密にARを重ねるもので、美術館や観光地、企業のショールームといった様々な屋内環境に対応しています。
VPS技術の特徴
VPSは、カメラから取得した映像を元にユーザーの位置や向きを正確に特定し、ARを「正しい場所・正しい向き」に固定することが可能です。この技術により、GPSがとうとう働かない屋内でも、リアルな体験を提供することができるのです。
開発の背景
近年、WebAR技術は大きな変革期を迎えています。多くの企業が主要なAR開発基盤をサービス終了する中、商用の大規模なWebAR基盤の確保が課題となっています。特にVPS技術は外部の影響を受けやすく、基盤の終了や方針変更によって既存の体験が影響を受ける可能性があります。このような状況を踏まえ、palanは自社での開発を選択しました。
完全内製化のメリット
自社でマッピング処理から空間認識、さらにはAR開発までを一環して行うことができるため、安定した長期の運用が期待できます。これにより、外部の基盤の動向に左右されることなく、国産のAR体験を提供できるのです。特に、美術館や博物館などの屋内施設でATを活用した取組みが進むと予想されています。
主な特徴
完全Webベース・アプリは不要
ユーザーはQRコードやURLを通じてWebブラウザを開くだけで、VPSを利用したAR体験を開始できます。これにより煩わしいアプリのインストールが不要となり、手軽に利用することができます。
高精度な空間認識
カメラ映像を駆使して、現実の空間を高精度に認識し、対象の向きや位置を正確に固定することができます。マーカーを必要とせず、周囲を移動しても位置がずれる心配がありません。さらに、CGの物が物陰に隠れるような自然な見え方を実現します。
製品は、スマートフォンで撮影した画像から3Dマップを生成できる機能を持ち、マッピングからARコンテンツの開発まですべてをSTYLY WebARのプラットフォーム内で完結します。このプロセスにより、人手をかけることなく更新が可能になります。
内部、私有空間への対応
従来のジオスペーシャル型VPSが公共の地図に頼るのに対し、palanのシステムは対象をその場で撮影する方式のため、駅構内や資料館などのGPSが届きにくい空間でも高い精度で機能します。
多様な活用シーン
palanの技術は、商業施設やイベント、観光地においても応用可能です。例えば、商業施設ではAR広告メディアとして、駅や空港では多言語対応の屋内ナビとして活用できます。また、歴史的な建物をARで復元する観光地内の体験や、大型展示会でのAR空間演出なども想定されています。
株式会社palanについて
「現実とデジタルを組み合わせ、新しい社会を創る」という理念のもと、palanはさまざまなARサービスを提供しています。2025年にはSTYLYとの経営統合が予定されており、さらなる技術革新が期待されています。日本発のARプラットフォームとして、地域社会や観光、エンターテインメントなど、多様なニーズに応える体制を整えています。